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山に登って見たこと聞いたこと感じたことなどを中心に。

【四国 二百名山】三嶺 -四国一美しい山へ- 2021年11月2日~3日

三嶺は「みうね」または「さんれい」とも言い、とあるサイトでは四国一美しい山と紹介されています。
三嶺登山口である名頃駐車場の場所は、日本三大秘境のひとつ、祖谷渓(いやけい)の奥に位置し、秘境中の秘境にあります。

そのような秘境の山に登りに行きました。

今回のコースを地図で記すと下記のとおりです。

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紫が1日目ルート、緑が2日目ルート、オレンジが自転車ルート

午前6時にゴールの見ノ越駐車場に到着し、そこに折りたたみ自転車を預けてから名頃駐車場に向かいました。チャリデポ登山です。

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6:40 名頃駐車場に車を停め、登山を開始します

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自然林の登山道を登りはじめます
秘境の登山道ということで気分が上がります

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暫く登っていると「ダケモミの丘」というポイントに着きました。ダケモミとはウラジロモミのことです。

なお、四国に生息するクマは現在剣山系に数十頭程度で、絶滅が危惧され保護活動が行われているほどですので遭遇率はかなり低そうですが、念のためクマ鈴を装着しました。

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今気づきましたが、標識の上に載っているブツは何なのでしょう?

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しんとしたウラジロモミの森

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ウラジロモミの葉

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やがてササが目立つようになりました

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サラサドウダンでしょうか 紅葉がきれいです

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左側の視界が開けてきました

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天気は良いですがモヤがかかっています

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巨岩が特徴的です

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そこそこの急登を登り、やっと分岐に着きました
標識の目の前が池で、右側が三嶺ヒュッテ、左側を登っていくと三嶺山頂になります

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三嶺ヒュッテ

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ピラミダルな山容の三嶺

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紅葉したコメツツジ

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9:30 三嶺山頂到着

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山頂で会った登山者曰く、2週間ほど前に新たな標識になったようです

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三嶺の西側、西熊山・天狗塚一帯のササ(ミヤマクマザサ)とコメツツジ群落は国指定天然記念物です

本当は、天然記念物となっているエリアを散策したかったのですが、このエリアのコメツツジの紅葉がほぼ終わっていて楽しめそうにありませんでしたので諦めました。

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南東方面 正面奥が双耳峰の石立山

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山頂から三嶺ヒュッテ方面に剣山が望めるらしいですが残念です

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魚眼レンズを使用してみました

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山頂直下はかなりの急坂になります 登ってくるのも大変そうです

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振り返り、再びピラミダルな山容の三嶺

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ミヤマクマザサはクマザサより小ぶりのようです

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ミヤマクマザサのじゅうたん

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登り返します

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スギゴケじゅうたん

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振り返り三嶺を見ます どっしりとした山容です

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ススキです 植生がいろいろ変わって面白いです その向こうが白髪山分岐 

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白髪山分岐からの三嶺

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本日お世話になる白髪避難小屋が見えました

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11:50 白髪避難小屋に到着 小屋内外にトイレはありません

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小屋入口の靴脱ぎ場(写真手前)に焚き火の灰がありました 小屋内がやや煙臭かったのでテン泊にしようか迷いましたが、結局小屋泊にしました

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三嶺(写真上部)を見ながらランチにします どれを食べよう…

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白髪避難小屋から三嶺が良く見えました

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もう1枚

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南側もよい眺めでした

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距離が50mなのではなく標高が50mの間違いではないかと思いたくなるほど、水場に行くのに結構な急坂を下りました

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逆光で見にくいですが、写真中央が小屋です
小屋近くにテン場スペースが3つ4つほどありました

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翌日、ガスっていて三嶺のモルゲンロートが期待できませんので夜明け前に出発します。登山道が踏まれていますのでガスっていても迷うことはありません

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夜明けのようです

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モルゲンロートの三嶺がかろうじて見えました

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ガスが晴れてきました

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かすかにブロッケン現象

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左手前のこんもり山が高の瀬(こうのせ)、その右奥に剣山(左)と次郎笈(右)

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7:00 高の瀬の様子

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消費期限切れのフランスパンで腹ごしらえします

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先ほどのガスが嘘のような快晴の朝です

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朝露に濡れたササがキラキラしてきれいでした

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8:00 丸石避難小屋

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地面がやや斜めですが、小屋の南側にテントを張れそうなスペースがありました

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丸石避難小屋から先はブナ尾根になります

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丸石が見えました

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8:30 丸石登頂

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左の剣山と右の次郎笈(ジロウギュウ)が良く見えます

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右のジロウギュウに登った後に左の剣山に登るのは辛そうです シャリバテしたのでここでカロリーメイト補給

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10:00 ジロウギュウ登頂

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本日歩いてきた三嶺方面(西側)

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南側

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南側の奥に(恐らく)土佐湾がみえました

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再び魚眼レンズ登場

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最後の登り 剣山に向かいます

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いい感じに色づいています

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剣山への最後の登りです

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11:00 剣山に到着
剣山は別名「太郎笈(タロウギュウ)」と言うようです

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ジロウギュウ かっこいい山です

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剣山山頂は散策できる木道になっています 周りの景観はジロウギュウと似ていますし、ここは以前観光登山したことがありますのでサクッと回ります

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山頂から階段を下りて剣山頂上ヒュッテ

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ヒュッテから徳島市街と眉山(写真中央)がみえました

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右下に剣山登山リフトが見えます

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奇岩の間にジロウギュウ 右側の岩が大剣神社の御神体「御塔石」

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12:30 剣山登山口に下りてきました

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気温は7度でした

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剣山登山口 山頂から1時間ほどで下山しました

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見ノ越駐車場 11/3は祝日なので満車です

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デポしてあった自転車で三嶺登山口である名頃駐車場に行きます

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オレンジ部分が自転車区間になります

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見ノ越駐車場から名頃駐車場へ行く道はほぼ下りなので、ほとんど自転車を漕がずに名頃駐車場に行くことができました 所要時間30分

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途中、秘境スポットであるかずら橋がありました
この橋を渡って登山道を登ると丸石避難小屋に行けます

名頃駐車場から1時間車を走らせ「和の宿 ホテル祖谷温泉」に行きました。

www.iyaonsen.co.jp

ケーブルカーで降り、秘境の峡谷を見ながら露天風呂に入れる温泉です。

温泉の温度はぬるめでしかも洗い場がありませんので、露天の湯と峡谷の景色を楽しんだ後はケーブルカーに乗って施設に戻り、内湯で身を清めました。

風呂代は@1700円と少しお高めですが、日本三大秘境に来てケチることもないので峡谷の温泉を楽しみました。ちなみ当ホテルから観光スポットの小便小僧が近いですが、スケジュールの都合で行けませんでした。

今回は三嶺のモルゲンロートが見られず、コメツツジの紅葉もあまり楽しめなかったものの、Tシャツの上に1枚羽織る程度の適温であり、一眼レフが使用できるほど天候にも恵まれ、風も弱く、ずっと登りたかった山でしたので充実した縦走となりました。

最後に秘境の写真で終わりたいと思います。

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