Blogger004’s blog

山に登って見たこと聞いたこと感じたことなどを中心に。

【7月 花の大雪山】銀泉台からのトムラウシ山 3泊4日ピストン 往路

1泊目 7/2(日)

朝5時の銀泉台駐車場は8割がた埋まっていました。
日曜ですし、土日1泊登山者もいるでしょうからこんなものでしょう。

銀泉台駐車場

ガスっている中登山届を記入し登山開始です。
因みにここの登山届は下山日時も入力できる様式となっており、ここから登りここに下山する登山者は下山日時を記入するようです。

前方の小屋が登山届を入力する場所

ヒグマの注意喚起看板 そして登山3日目にヒグマと遭遇しました

出典:ヤマプラ
銀泉台は百名山である旭岳の東側(右)にあります 50台ほど駐車可能です

銀泉台は層雲峡ビジターセンターから車で35分、層雲峡オートキャンプ場から45分という場所にあります。自分は層雲峡オートキャンプ場に前泊しました。
銀泉台に向かう途中、未舗装路がありますが悪路という感じではありませんでした。

登山開始から1時間ほどでコマクサが群生するポイントに到着

コマクサ

写真はありませんが、いくつか雪渓を登りました。
軽アイゼンは装着せず、ツボ足で登れました。

久々に25kgのザックを背負い、よろけてコケてケガしました

7:50 登山開始から2時間余りで赤岳に到着しました

標高2000mの風景

八分咲き?のウルップソウ 正式にはホソバウルップソウと言います

イワウメ

 

旭岳方面 壮大です

トムラウシ方面

「ゼブラ」を見に白雲岳に登る登山者は多いです

ゼブラ模様の雪渓 通称「ゼブラ」

王冠のトムラウシ山もかろうじて見えました

白雲岳を下ってしばらくすると白雲岳避難小屋が見えました

2020年に改装された白雲岳避難小屋を過ぎて高根ヶ原へ

ナナカマドの若葉 さぞ紅葉が美しいことでしょう

大雪山の広大な大地 急峻な登り下りがなく平地歩きで疲れないかと思うとそうでもありません

シマノキンバイソウ?

チングルマ

チングルマアップ

メアカンキンバイ 2023年NHK朝ドラ「らんまん」のモデルである牧野富太郎命名したそうです

薄色のコエゾツガザクラ エゾノツガザクラアオノツガザクラの交配種か

キバナシオガマ 大雪山固有種

登山道に普通に高山植物が生えています

イワヒゲ

高山植物の女王と言われるコマクサも至る所で確認でき、もはや雑草です

メスのギンザンマシコ

コヒオドシ 残念ながらレア蝶ではないようです

高山植物や蝶などの写真を撮りながら歩いているうちに忠別岳が見えてきました
登頂するのがラクそうな山にみえますが、なぜか登頂するのがんどい山でした

忠別沼を経て登りに差しかかります

地味な登りですが、ぜーぜー言いながらようやく山頂が見えてきました

振り返り旭岳方面

13:40 登頂しますが眺望は良くありませんので一呼吸おいてから先に進みます

本日のお宿 忠別岳避難小屋が見えてきました

午後になって雲が多くなってきました

登山開始から9時間40分後、雪渓を下り忠別岳避難小屋に着きました 14:40

薄むらさきのエゾコザクラがありました

こちらは通常のエゾコザクラ

小ぶりなゴゼンタチバナ 小屋付近もお花畑です

初日の山行お疲れ様でした

2泊目 7/3(月)

5:00 外は霧雨です。
当初の予定ではこの日はトムラウシまで行ってからヒサゴ沼避難小屋に戻ることにしていましたが、天気が読めませんので、とりあえずヒサゴ沼まで行ってからトムラウシ(南沼キャンプ指定地)に行くかどうか判断することにしました。

地図のコースタイムでは忠別岳避難小屋から南沼キャンプ指定地まで5時間半あまり。レイン装備をして7時ごろ小屋を出発しました。

山行方向が同じということで小屋で知り合った青年と行動を共にすることにしました

お花畑がすばらしいです これだけでも7月の大雪山に来た甲斐がありました

出し惜しみなしです ウルップソウのレア感ゼロです

エゾコザクラも群生していました

雨なりの楽しみ方はあります

 

キバナシャクナゲ

化雲岳付近も見ごたえがあります

9時 化雲岳山頂 雨は止み、心なしかガスも薄れているような気がします

神遊びの庭と呼ばれる場所

振り返ると、化雲岳山頂の大岩「化雲岩」が見えます

喉の色が特徴的なノゴマ

2つ目のヒサゴ沼分岐を過ぎると、ヒサゴ沼避難小屋が見えました
天気は回復しつつありそうなので、南沼キャンプ指定地まで行くことにしました

「日本庭園」と呼ばれるエリア

先ほどのお花畑とは打って変わって巨岩エリア

カッコウを見るのは初めてです

ロックガーデン やや晴れてきました

北沼まできました 雪解け氷河のよう

エゾユキウサギ

12時半ごろに南沼キャンプ指定地につきました。
ガスは晴れつつありますので、テントを張ってから山頂を目指します。

3度目のトムラウシ 雲は多めですがガスってなくてよかったです

写真やや左側奥のピラミダルな山がおそらく十勝岳

あまり眺望が効きませんが旭岳方面

大雪の奥座敷トムラウシ山 火口

風もさわやかで寒くもなかったため、たっぷり2時間山頂を堪能してから下山しました

テン泊者はそれほど多くありませんでした

南沼キャンプ指定地の水場は雪解け水のおかげで豊富でした。
7月は日が長く19時ごろまで明るいので、煮沸消毒して飲料水を1リットルほど確保しつつ、同行した青年と山談義しながらのんびり夕食を摂り、やがて日が暮れていました。

3度目にしてトムラウシのリベンジが果たせてよかったです。