Blogger004’s blog

山に登って見たこと聞いたこと感じたことなどを中心に。

【7月 大自然の大雪山】銀泉台からのトムラウシ山 3泊4日ピストン 復路

3泊目 7/4(火)

朝4時半 すでに辺りは明るいですがガスっています。
なのでトムラウシ山頂には登りませんでした。

昨日忠別岳避難小屋からパーティを組んだ青年は十勝岳方面に縦走するということで南沼キャンプ指定地で別れ、こちらは白雲岳避難小屋に戻ることにします。

北沼 ガスっていますが濃くはありません

ロックガーデンを下るところでガスが晴れてきました

花名を調べきれませんでした

えっと、今からソコ通りたいんですけど…

クマは木道から茂みに入り視界から見えなくなりました。しばらく様子を見てホイッスルを吹きながらゆっくりと近づき、そしてスタコラと通り抜けました。

ヒサゴ沼分岐から再びヒグマ(の親子)を見ました
雪渓トラバースで滑落しそうになる子グマを心配そうに振り返ったりして、見守りながら歩いていく親グマ。やっぱり親だなぁ

2本目のヒサゴ沼分岐 化雲岳山頂の化雲岩が見えてきました

化雲岳山頂から見るトムラウシ

ビンズイ 残念ながらレア野鳥ではなく、四国以北の山地で見られるセキレイの仲間

ホソバウルップソウの群生

当たり前ですが、普通にクマが生活しているんですねー 自然豊かな大雪山です。と、後からなら何とでも言えますが、この足跡を見たときは再びビビりまくっていました

忠別岳が見えてきました

ギンザンマシコのオス

本日のメインディッシュである忠別岳 日差しが強いこともあり休み休み登りました。時おり吹く風さまが適度に身体を冷やしてくれて非常にありがたかったです

9:50 山頂 かなり体力を消耗しました。カロリー補給にカロリーメイトを食べると唾液をすべて持っていかれ、飲み込むのに難渋しました

化雲岳・小化雲岳(ポンカウンダケ)方面

旭岳方面は雲の中

高根ヶ原の崖 崖を見たら絶対カメラを構えてしまうことでしょう

トムラウシ方面 北の大地は下界も山も気持ちいいものです

やっと白雲岳避難小屋が見えてきました 最後の力を振り絞って登ります

13:10 白雲岳避難小屋着
昨日、白雲岳にパンダ似の頭部が白いヒグマが目撃されたそうで、テン泊者は小屋への強制避難命令が出されたそうです

パンダクマは白雲岳を離れ、避難命令は解除され、テントを張るテン泊者

16時ごろ 小屋のベンチからトムラウシ方面を眺め、感慨にふけります

4日目 7/5(水)

4時過ぎ、小屋を出発し白雲岳に向かいます
朝から月のトムラウシが絶景です

5時 白雲岳登頂 快晴のゼブラ

これを見に登りにくる気持ちがよくわかります

白雲平

十勝連峰 うっすら尖ったオプタテシケ山も見えました

下界は曇り

白雲岳を降ります 名残惜しいですがそろそろ大雪山とお別れです

赤岳を過ぎ、急坂の雪渓を下ります
なんとかツボ足で下れました

6:30 コマクサ平を過ぎたあたりで振り返えると雲が出ていました
早めにゼブラ雪渓を見ておいてよかったです

7:20 なんとか無事に下山しました ふぅ
靴の汚れを落としてから下山届に入力しました

2023年7月初めの大雪山は、まだ避難小屋が満室になるほど登山者はおらず、縦走中にすれ違う人は10人もおらず快適な登山ができました。

日本一広い山と言われる大雪山でクマと遭遇することの確率もさることながら、クマ鈴をつけていればクマから逃げていくというクマ鈴神話は大雪山では通用せず、クマを見つけたときは脳内でドラクエⅢの戦闘曲(古い…)が流れるほどの遭遇感かつ緊張感を抱き、一方クマはそんな人間なぞ意に介さずのっしのっしとマイペースに歩いていました。

ということで、高山植物天国を歩き、エゾユキウサギやヒグマ、写真は撮れませんでしたがキタキツネもシマリスも見ましたし、ゼブラ・トムラウシをはじめ大雪山の壮大な大自然を濃厚に体験し、とても充実した山行となりました。

天気予報と異なる天気に翻弄されたりもしましたが、大雨に降られることもなく強風・雷にも見舞われず、やっぱり行ってよかった7月の北海道!
そんな感想を残して終えたいと思います。

往路のログにつきましてはこちらを参照ください。

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