Blogger004’s blog

山に登って見たこと聞いたこと感じたことなどを中心に。

【福島 百名山】西吾妻山登山 デコ平口ピストン 2023年GW

5月4日

グランデコ第2駐車場には1台のクルマが停まっていました。
自分もここから登山を開始する予定でしたが、登山地図でのデコ平口の存在を思い出し、ひとまず行ってみようと思い至りクルマを先に進めます。

砂利道を進みます

デコボコしており、普通車の場合は底を擦りそうです

駐車場の手前 このような雪を乗り越えて駐車場に入ります

デコ平口の駐車場

 

6:00 登山開始

天気が良く気持ちの良い朝でした

ミズバショウが群生していました

グランデコスノーリゾート施設が見えてきました

フキノトウも群生していました

裏磐梯が良い眺めです

ゲレンデを道なりに歩き、ここから樹林帯に入ります

数人のトレースがありましたが、見失うこともしばしば
軽アイゼンを装着して登っていきます

キホン腐っています 踏み抜き注意

ルートファインディングが困難なところも多々あり、その場合は今までの登山経験を総動員して登山道っぽいところを見定めて(つまり勘を頼りに適当に)登っていくと、先ほどの樹林帯入口から1時間ほどで視界が開けました

振り返ります 磐梯山の手前が小野川湖、左奥が猪苗代湖

途中、雪のない箇所がありましたので軽アイゼンを外し、直後に再び雪が現れ、やれやれと独り言を言いながら軽アイゼンを装着しました

西大巓(にしだいてん)が見えてきました。雪がシャーベット状で軽アイゼンの歯が刺さらないこともあり、最後の直登がきつかったです

8:10 西大巓着 誰もいません

眺望は良好です 西吾妻山方面

飯豊山

西大巓から西吾妻山方面に向かうトレースが見当たりませんでしたが、登ってきた道をよく見返すと、西吾妻山方面のトレースがありました

同じ写真のガイド付き

滑り落ちないように慎重にトラバースしていきます

西吾妻小屋への登り

小屋着 そのまま山頂を目指します

9:00 西吾妻山(2035m)に到着

山頂からの眺望はありませんので写真だけ撮って吾妻神社に行きます

北側に進むと眺望が良くなります

祠らしきものが見えました

振り返り西吾妻山

吾妻神社と飯豊山

小屋に戻ってきました

西吾妻小屋

下山開始
磐梯山(左)と西大巓(右)

西大巓への最後の登り

雪で足を取られたらそのまま滑り落ちそうな雰囲気が伝わりますでしょうか

振り返り西吾妻山方面
この後樹林帯を迷いながら下っていきました

迷って泣きそうになったところでリフト終点が見えました
でもまっすぐリフトに行こうとしても道はないので、いったんリフトに背を向け、逆方向に行くとトレースがあり、そこから迂回するように進むとゲレンデに出られました

もう迷うことはありません 安心して下ります

グランデコスノーリゾート施設まで戻ってきました

デコ平湿原の木道

リュウキンカ ミズバショウと混生する花のようです

カラマツ帯

この時期のカラマツの葉が愛らしいです

12:10 デコ平口に戻ってきました

6時間10分の山行でしたが、6時間とは思えないほどがっつり感があり、かなり満足度の高い登山となりました(個人の感想です)。

しかし、すれ違った人が計6人ということで、こちらとしては静かな登山ができましたが、ゴールデンウィークの晴れの日の百名山にもかかわらず出会った人が6人ということは、あまり人気がないのでしょうか。

事前リサーチで樹林帯のルートファインディングが難しいという情報は得ておりやや不安でしたが、全くその情報通りでした。なんとか大迷いせずに済んでよかったです。

最後に今回のコースタイムは以下の通りでした。

6:00 デコ平口
  ↓(30分)
6:30 グランデコスノーリゾート施設
  ↓(1時間40分)
8:10-8:20 西大巓(にしだいてん)
  ↓(40分)
9:00 西吾妻山
  ↓(30分)
9:30-9:50 吾妻神社
  ↓(1時間50分)
11:40 グランデコスノーリゾート施設
  ↓(30分)
12:10 デコ平口

計 6時間10分(ヤマレコ標準コースタイムと同じ)

【山形県 出羽三山参拝】羽黒山+月山-湯殿山ピストン_2022年9月28日~29日

百名山ハンターたるもの、月山に登ったことはありますが、パッケージとして出羽三山に参拝したことがなかったので、今回は2日かけて巡礼することにしました。

出羽三山について簡単に紹介しますと、月山(1,984m)を主峰とし、北の羽黒山(414m)、西の湯殿山(1,500m)を総称して「出羽三山」と言います。
三山巡りは「生まれかわりの旅」といわれ、羽黒山は「現世」の、月山は「前世」の、湯殿山は「来世」の、それぞれの幸福を願う旅となります。
巡礼の順番としては、まず現世の羽黒山に行ってから月山→湯殿山になるそうなので、その順番通り参拝してきました。

DAY1 羽黒山
駐車場には16時ごろ到着しました。
日が暮れるまでに参拝して戻ってきたいので急いで出発します。

山頂まで60分かかるようです

参道入口 鳥居には中央に月山、左下に湯殿山、右下に羽黒山と表記されています

随神門(ずいしんもん)

パワースポットの雰囲気満載です

国宝 五重塔

ミシュラングリーンガイドジャポンで三ツ星評価の杉の参道

羽黒山の階段は2446段あります。なめていましたがかなりキツかったです

40分ほどで山頂に着きました

三神合祭殿(さんじんごうさいでん) 羽黒山、月山、湯殿山のそれぞれの神が祀られています。冬は雪により月山・湯殿山の参拝ができないため、羽黒山に参れば三神をお参りしたことになるそうです

湿った石段で足を滑らせないように慎重に下ります

なんとか日暮れ前に下山できました。この日は酒田市に泊まりました。写真は旅館に向かう途中に撮ったものです

DAY2 月山八合目~月山~湯殿山ピストン

朝6時に月山八合目駐車場に着きました 半袖では肌寒いです

弥陀ヶ原湿原は高山植物の宝庫です

出典 ヤマプラ / コースタイムではピストンで11時間46分です

ガスってなければ気持ちよさそうな木道です

ガスが晴れてきました

こんな感じの丸い踏み石が面白いですが、整備が大変だったと思われます

紅葉が楽しめました

弥陀ヶ原湿原方面

秋の散歩が気持ち良いです

通り過ぎた佛生池小屋を見返します

引きの写真

山頂が見えてきました

8:10 2時間足らずで月山神社に到着しお参りします

月山山頂は広々としています

湯殿山神社へ下っていきます

月山から20分ほど歩き牛首分岐 湯殿山神社まであと4.5km

天空の楽園を歩いているようで、パズーとシータがラピュタにたどり着いた時のBGMがずっと脳内で流れていました

姥ケ岳分岐 湯殿山神社は姥ヶ岳を右に巻きます

標高1,500mあたり 山頂から500mほど下ってきました

湯殿山が見えました 湯殿山には登らず(道がなくて登れず)、麓の神社に向かいます

9:30 装束場(1,345m)

月光坂 いくつかこんな鉄はしごを下ります 

足を滑らせないように慎重に沢沿いを下っていきます 

9:50 神社の入口っぽくない湯殿山神社(1,100m)に到着 900m下ってきました。また登り返すと思うだけでうんざりします

湯殿山神社は写真撮影禁止ですし、語るなかれ聞くなかれという厳粛な場所ですので、多くを語ることはしませんが、裸足で神社をお参りするというなかなか貴重な経験ができました。

さて、これから月山に戻らなければなりません。

10:20 湯殿山神社を出発 月山まで3時間半かかります

湯殿山神社の近くにある砂防ダムのコンクリートに座って腹ごしらえしてから出発しました

きつい登りになります

沢を登っていきますが、わさび?

天然わさびのようです

登山道に「月光坂」と名がついているだけはあります。急登です

急登をクリアして装束場に着きました

さらに登ってから振り返ります 日差しが強いですが心地よい冷風で汗が冷やされ疲れが和らぎます

一息入れます この時とある違和感を覚えました。何の違和感だろうと考えたところ、北アの岩苔乗越から黒部源流近辺の雰囲気と似てたもので「北ア(の雰囲気)なのに日帰りザックの軽装」であることの違和感でした

参考:北アルプス 岩苔乗越から黒部源流へ下る登山道 正面の山は三俣蓮華岳

もうすぐ姥ヶ岳分岐 左には立派な尾根が見えます(写真では「右」に尾根がありますが、振り向いて撮っているので尾根の位置は「左」になります)

姥ヶ岳分岐手前 やっと500mほど登ってきました

まだ登ります…

最後の登り 踏ん張ります

景色を見ながら小休憩

12:30 月山山頂に戻ってきました

月山山頂は神社に意識が行ってしまいますが、山頂から少し外れたところに標識があります

雲が多くなってきましたが、引き続き良い眺めです

矢印のあたりに八合目の建物が見えてきました

14:10 八合目着 8時間かかりました

出羽三山参拝はこれにてコンプリートです。
今回は月山8合目から月山まで500m登り、月山から湯殿山神社まで900m下り、月山まで900m登り返し、八合目まで500m下るという、前半が下り基調、後半が登り基調という変則的な登山でした。
後半が登り基調であることは精神的ダメージが大きくかなりきつかったですが、登山と神社参拝の両方を行うことができ、しかも北アルプスの雰囲気を堪能できましたので、なんか得した山行となりました。

今回の山旅を振り返りますと、

前々から思っていることですが、一般的に連日の日帰り登山は連泊縦走登山より辛いと感じます。
でもなぜか達成感は後者のほうが高いのですが。

ということで、2022年の山旅遠征はこれにて終了となります。
下記リンクはご参考まで。

blogger004.hatenablog.com

blogger004.hatenablog.com

【青森 百名山】岩木山 嶽登山道ピストン 2022年9月26日

5:00am 今朝は薄曇りで朝焼けが目立っていました。
朝焼けが赤いということは、天気は下り坂なのかと心配になります。
ともあれ岩木山頂はクリアに見えます。

6:00 登山スタートです

出典 ヤマプラ / コースタイムは計5時間25分になります

独立峰らしく、登りはじめはなだらかな傾斜が続きます。また、道がまっすぐであることも個人的に面白いと思った登山道です

ブナ林 前方でたぬき(?)が登山道を横切りました

高度を上げるに従い、傾斜がきつくなってきます

八合目が見えました。傾斜がきつくかなり体力を消耗しました

振り返ります そよ風に乗ってほのかに硫黄のかおりがしました

7:30 津軽岩木スカイラインは8時から、リフトは9時から営業開始なので、当然誰もいません

 

8合目から先は植生がダケカンバに変わります

八合目から20分ほど登るとロックな山に様変わりします

山頂が見えました

鳳鳴ヒュッテ

高校名が鳳鳴ヒュッテの名前の由来になっています

最後は結構きつい登りです

まだまだ登ります

写真中央やや左の建物がリフトの駅です

一旦平らになり、その先さらに登ると…

8:30 八合目から1時間で山頂に到着しました

三角錐の石碑の中に鐘があります

山頂は広いので食事をとる場所に困りません

山頂の避難小屋

岩木山神社奥宮

独立峰山頂からの眺めもよいものです

景色を楽しみながら食事をとります

東側には八甲田山 雲が上がってきました

山頂で写真を撮りまくって30分過ごしてから下山開始です

眼下に鳳鳴ヒュッテ

9:50 八合目駐車場には車がポツポツ

色づき始めています。山頂の紅葉ピークは例年10月初旬のようです

美しいブナ林を下っていきます

樹木にいたずら書きが散見されました 悲しい限りです

登山道が平坦になってきました

11:00下山。山頂はガスっていました

計5時間の登山でした。
この嶽登山コースは学校登山で使用される初心者コースです。
ですが、前日にも白神岳に登ったからでしょうか、標高1100mのピストンは結構厳しかったです。

ともあれ天気が良く風も弱く最高のコンディションで登山ができました。

【青森県 二百名山】SEA TO SUMMIT 白神岳1235M

9月最終週は天気予報とのにらめっこで、北アルプス裏銀座縦走を目論んでいたものの結局晴れが期待できる東北に行くことに。

2022年9月25日午前6時、白神岳登山口に到着しましたが、通行止めの看板がありました。
車を停めて徒歩で先に進むと、崩落していました。
これでは車は通れません。
のっけから焦りました。
白神岳のコースはここ「マテ(蟶)山」以外にも「十二湖コース」がありますが、十二湖コースですとコースタイムで13時間以上かかりますので、さすがに迷いました。

それでも十二湖コースに行くか、岩木山に行くか、いずれにせよ黄金崎不老ふ死温泉は諦めなければなりません。

とりあえず海の方に行ってみたところ、小さな漁港に駐車スペースがあり、釣り人の車が数台停まっていました。

マテ山コース登山が決定しました。ここに車を停めさせてもらい7:00登山開始です。

出典 ヤマプラ

歩いてすぐ崩落地です のちに調べたところ、去る8/9の大雨により崩れたようです

踏み跡を辿っていくとアスファルトがありました 電柱が倒れています

行けそうです

てくてく歩いているとここも土砂崩れがありました

よく見ると踏み跡が確認できます 歩いている人がいる模様

漁港の駐車場から40分ほど歩くと登山口駐車場に着きました

山と高原地図2015年度版によれば100台停められます

マテ山コースを歩きます

トイレは閉鎖されています 建物左側が登山道になります

ここから登山スタートです

と、その前に登山届を提出します

白神岳世界遺産の境界線のようです

白神山地と言えばブナです。巨木です

倒木が登山道を遮っており、右脇から通ります

8:10 スタートから1時間10分で分岐着。右が二股コース、左がマテ山コース

クモの巣が多くてたまりません 小枝を振り回しながら歩きます

スタートから1時間40分 「最後の水場」というポイントです

鉄のひしゃくがありました

重い…

マテ山分岐を過ぎると勾配が緩やかになります

漁港から3時間弱で視界が開け小屋が見えました。

登り切り、十二湖分岐を過ぎれば山頂はもうすぐです

世界遺産 白神山地

綺麗なトイレでした

トイレの先に白神岳大周満天避難小屋

かなり綺麗な小屋です

10:10 スタートから3時間10分で登頂しました 白神岳1235m

眼下に世界遺産が広がります 壮観です

岩木山も見えました

日本海が見えますが雲が上がってきました。そろそろ下山します

白神山地のブナ林と思うだけで癒されます

山頂から2時間10分(12:40) 登山口まで下りてきました

崩落地を渡ってアスファルトに至ります

13:10 漁港に戻ってきました

計6時間10分の登山でした。
終始クモの巣に悩まされての登山でしたが、世界遺産を感じられる魅力的な山でした。

さて、このエリアで汗を流すと言えばガイドブックに掲載されている(はずの)黄金崎不老ふ死温泉に行くしかありません。

車で20分ほどで温泉地に到着。
まずは内風呂で身を清めますが、内風呂からでも前日の荒天の影響からか、ややしけ気味の日本海を見下ろすことができました。
でもせっかくなのでいったん服を着てから、海辺の露天風呂に行きました。
赤褐色の温泉に浸かりながら、海を見て、波の音を聞く、入浴料600円でなんとも贅沢でした(写真がないのでせめて公式HPをリンクします)。

www.furofushi.com

翌日は岩木山に登る予定なので、麓のキャンプ場を宿にしました。
キャンプ地は「青森のふもとっぱら」と評される青少年スポーツセンター。
嶽温泉と同じ泉質の温泉が入り放題。
キャンプ場は全面芝生で車乗り入れOK。目の前には岩木山がそびえます。
これで1泊1200円(2022年9月現在)。
なんとも贅沢な環境ですが、本日は体力を使い果たしているため、軽食で済ませて翌日の岩木山登山に備えることにします。

【群馬県 百名山】高速ピストンで前武尊ー武尊山 2022年9月17日

沼田ICを降りて県道64号(奥利根ゆけむり街道)を進むと標識がありますので右折すると登山口に着きます。

右折後1.7kmの砂利道を進みます。さほど路面がデコボコではないのでやや車高の低い自分のクルマでもなんとか通れました(1回軽く底を擦りました…)

このような砂利道を走ります

寝坊したため高速道で渋滞にはまり、川場谷野営場に着いたのはすでに10時前でした。
シルバーウィーク3連休初日の百名山なので駐車できないかもしれないと思っていましたが、ガラガラでした。
人気のないコースなのでしょうか。

写真右手の小屋入口で登山届を提出しました

10:10 往復14.2kmの登山スタートです

ヤマプラのコースタイムですと8時間20分ですので、もしかしたら下山前に日が暮れるかもしれないと焦りましたが、結果的に多少無理して5時間30分(15:40)で下山しました。

さて、登り始めはなだらかな登山道ですが、20分ほど歩くと難所がありました。

左の穴が小さくてくぐれなさそうなので、右の木を伝って登りました。足がかりが小さくて登りにくいです

前武尊まで一気に標高を稼ぐので、それなりに急登です

ですが息を整える区間もあります

11:10(スタートから1時間) オグナほたかスキー場への分岐です

標識を見ると「前武尊 距離0.7km 高低差240m」とありました。結構登りそうだと直感しました。

分岐から5分後、視界が開けました。

左に目立つ山が日光白根山、右が皇海山と思われます

 

高低差を表現するのに手を入れてみましたが、あまり伝わりませんでしょうか

こちらは伝わるのではないでしょうか

結構登ってきました ハイペースなので息が切れます

11:40(登山開始から1時間30分) 前武尊に到着

ここでザックを降ろし小休止します

ヤマトタケルノミコトの像」と読みますが、「にほんほたかの像」と読んでしまいそうです

標高2039.7mということは1.5時間で800mほど登りました 疲れるわけです

銅像の後ろ側に登山コースがあります

高くそびえる川場剣ヶ峰が見えました。これからあれに登るのかと狼狽しましたが、登らず巻き道を行きます

前武尊から先はジェットコースターのように登り下りが連続しますので、体力を消耗します

12:20(登山開始から2時間10分) 家の串山

武尊山まで距離1.4km 高低差60m 高低差はありませんがここで撤退しようか考えてしまうほどここまでの登り下りで疲労し、心が挫けそうになりました

武尊山が見えました そよ風が適度に身体を冷やしてくれます

西側の剣ヶ峰山方面

ナイフリッジというわけではありませんが、それなりに緊張感があります

右側が崖なのでロープを掴んで進みます

12:40(登山開始から2時間半) 中ノ岳南の分岐

武尊山まで距離にしてあと800m!

中ノ岳を巻いていきます

池塘です 振り返って撮っています

山頂のようです

13:00(登山開始から2時間50分)登頂

山頂はそこそこ広いです

前武尊方面

剣ヶ峰山方面

尾瀬方面 左の目立つ山が至仏山 右の双耳峰が燧ヶ岳

 

20分ほど休憩しチャージ完了 雲が上がってきたので下山します

往きは気づきませんでしたが、ここにもヤマトタケルノミコトの像がありました

池塘

13:50(山頂から30分)家の串山 ここから前武尊までアップダウンが続きます

川場剣ヶ峰の脇を抜けます

14:20(山頂から1時間)前武尊に到着 ここから先は一気に下りますので靴ひもを縛り直します

15:40(山頂から2時間半)無事下山しました

汗を流しにいったんこの場を去るか、クーラーボックスで冷やしたビールを飲むかで迷いましたが、熟考の末後者を選択しました。
タープは面倒なのでテントだけ張ります。
地面が砂利で固く、ペグが刺さらなそうだったので、無風だったこともありガイロープは張りませんでした。
恐らく野営場の奥側であればペグが刺さるかもしれません。そちら側にテントを張っている人が居ましたので。

テントに入りボディシートで汗を拭きつつ着替えを済ませます。
外に出てチェアに座りくつろいでいるうちに辺りは暗くなっていきました。

登山後で疲れ果て料理する元気がないので、焚き火をしながら簡単な夕食を済ませました。

今回の山行はペースが速かったということもありますが、なかなか登り応えのある山でしたし、無料で使用できる川場谷野営場も前から気になっていましたので、一挙両得できました。

武尊山のメジャーコースは裏見ノ滝コースのようですので、それを次回の楽しみにしたいと思います。

【石川県 百名山】白山 日帰り登山 2022年GW

ここ数年来、行きたくてもなかなか行けなかった白山にようやく行くことができました。今回が初めての白山です。

この日の天気予報は晴れでしたが、明け方に小雨が降っており雲が多かったです

市ノ瀬の駐車場には6:30に到着しました。

すでに多くの車が停まっていましたが、駐車スペースはまだありました

雪山が久しぶりで不安でしたし、せっかくの白山なので1泊2日の予定で、しかも念のためテントも担いでいきましたが、結果的には日帰り山行になりました。

6:50 テレマークスキー目的で入山する人が目立ちました

ゲートを通過 自転車を使用する人も当ゲートの脇を通っていきます

市ノ瀬の標高830m、別当出合は1260m その差430mを1時間10分かけて登っていきます。自転車だとどれくらいで別当出合に行けるのでしょうか?

8:00 別当出合到着

2021年冬に雪崩で破損した大鳥居

GWは橋に板が敷き詰められていましたので、安心して渡れました

結構な高さがあります

登り始めは雪はありません

太い枝が登山道を遮っており、重ザックを背負ったまま枝をくぐるのに難渋しました

途中から雪道になり、8:40 中飯場着 ここでアイゼン装着

やがて木々がまばらになり視界が良くなります。しかし結構な急坂です

右手(南東側)には別山が見えました

先人の足跡がしっかりありました

10:00 甚之助避難小屋着 かなり体力を消耗しました

小屋の中は窓も塞がっており真っ暗でした
ヘッデンを点けて小屋内にザックをデポ

サブザックに切り替え出発です

しかし暑いです。この日の服装は裏起毛の長袖シャツとメリノウールアウターの2枚でしたが、半袖で登っている人もいるほどでした

甚之助避難小屋から先は再び急登ですが、荷物が軽くなったので足が前に出ます

前を歩く東南アジア系の登山者はノーアイゼンに木棒を使って登っていました

急登を登り終えると、やっと白山が見えました

振り返り別山がカッコイイ!

弥陀ヶ原 白山室堂までの道のりは平たんな雪原でした

11:40 白山室堂につきました

雪山白山と言えばコレです

10分ほど休憩してから山頂を目指します

左に別山、右に室堂

石がむき出しになっており、アイゼンを履いたまま石の上を歩くと何とも言えない嫌な音がします。でも外すのは面倒なのでこのまま登ります

12:30 御前峰登頂

剣ヶ峰

大汝峰

山頂は冷たい風がやや強く、手袋をしていないとかじかむほどでした

山頂からの風景 東側

山頂からの風景 別山

山頂でアイゼンを外して室堂まで下りてきました

白山室堂は素泊まりのみ営業していたようです。マスクをザックに忘れてしまったため、小屋内に入ることはできませんでした

13:20 白山室堂を出発

振り返り白山。雲で日影ができるのはありがたいです

別山を眺めながら軽快に下ります。別山にはいつか登りに行きたいです

左前方に小屋が見えました。あれが南竜山荘と思われます

十分にかがまないとザックが枝に引っかかってしまいます

15:00 別当出合に戻ってきました

自転車で下りたかったです。別当出合~市ノ瀬間はdocomoの電波が入りました。予定では本日は甚之助避難小屋泊で下界での寝床を確保していなかったため、ホテル検索をしながら下りました

16:20 無事市ノ瀬に下山しました。結果的には寝袋もテントもピッケルも不要でした…

GWにすんなりホテル予約できるはずもなく、市ノ瀬野営場でテントを張ることにしました。ビジターセンターにスタッフが居たので、野営場を使うことができるかと聞きました。スタッフはやや困った表情をし、まだシーズンオフだから自己責任で使用してください、とのことでした。答えにくい質問をしてしまいすみませんでした。

にも関わらず、市ノ瀬野営場の見取図をいただき、設備の説明をしていただきました。ありがとうございました。

A上段エリア

A下段エリア

Dエリア

Cエリア GWの市ノ瀬野営場はそこそこキャンパーがいました

テントを設営してから20分ほど車を走らせ、日帰り入浴施設である白峰温泉 総湯に行き汗を流しました。

終日晴れて、山頂以外は風がほとんどなく、非常に天候に恵まれた登山になりましたが、急登がかなりきつかったです。
また、サングラス&日焼け止め対策&リップクリームは必須です。

最後に、今回のコースタイムでは以下の通りでした。

6:50 市ノ瀬駐車場
↓(1時間10分)
8:00 別当出合
↓(40分)
8:40 中飯場
↓(1時間20分)
10:00~10:40 甚之助避難小屋
↓(1時間)
11:40~11:50 白山室堂
↓(40分)
12:30~12:40 御前峰
↓(20分)
13:00~13:20 白山室堂
↓(30分)
13:50~14:00 甚之助避難小屋
↓(40分)
14:40 中飯場
↓(20分)
15:00 別当出合
↓(1時間20分)
16:20 市ノ瀬駐車場

計 9時間50分

【山梨県】滝子山 破線ルートの寂ショウ尾根(滝子山南稜)ルート 2022年2月27日(日)

ライトな雪山を楽しみたく、2022年2月最後の日曜日に滝子山に登りに行きました。
高尾山から松本行の中央本線に乗り、その電車は松本駅に9時半ごろ到着するとのことで、このまま松本に行きたい衝動を抑え何とか笹子駅で下車しました。

駅から滝子山登山口までは要所要所に案内板があるものの、個人的にやや分かりにくかったので、念のため寂(じゃく)ショウ尾根入口までのガイダンスをしつつ、破線ルートの山行レポートをしたいと思います。

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写真下の笹子駅を北上し、寂ショウ尾根~滝子山~大谷ヶ丸~コンドウ丸~曲り沢峠~景徳院というコースを歩きました

7時過ぎ、笹子駅で下車した人は5人ほどでした。

気温は1度、裏起毛の長袖シャツに薄手のメリノウールアウター、それに厚手のユニクロフリースという服装でした。

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駅を出て国道20号を歩きます。
開店前の笹一酒造を右手に見つつ、駅から20分ほど歩きますとバス停「吉久保入口」がありますので、そこを左折します。

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鉄道高架下のトンネルをくぐり、突き当りを右折します

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数分歩き、稲村神社という神社を左折します。手書きの案内図が目印です

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手書きの案内図

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更に数分歩いて突き当りを左折し、

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緩やかな坂を上っていき、中央道を横切ります

 

 

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更に数分歩くと桜森林公園のゲートに至ります ゲートには5台ほどの車を停められる駐車場がありました

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ゲートを開けて中に入り、数分歩きます

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正面ではなく道なりに右折します

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さらに歩くと分岐があり、右折すると寂ショウ尾根の入口になります よく見ると右側に看板があります

寂ショウ尾根の看板はあるものの、注意していないと直進してしまいます。なお、直進しても一般の登山道で滝子山に行くことができます。

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寂ショウ尾根の看板

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寂ショウ尾根から数分歩きますと廃墟?がありました

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うっすらルートが残っていますが、あまり歩かれていない様子

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廃墟から5分ほど歩くと鉄塔に至ります

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そこからさらに10分程度で林道に出ます

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林道を右折してすぐに登山道入口があります。

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入口からさらに5分ほど歩くと尾根に取り付きます

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尾根は南側斜面のため、日当たりが良く雪はありませんでしたが、平坦なところでは雪が融けずに残っていました

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富士山がチラチラ見えます

踏み跡が薄くてトレースができなくても、尾根沿いを歩きますので登る方向感を見失うことはなく迷うことはありませんでした。

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尾根の取り付きから40分ほど歩くと、岩が目立つようになりました

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クサリ場です

クサリ場より先は両手を使ってよじ登る場面が多いので、ストックはしまった方がよいかもしれません。

雪がありましたが凍結していませんでしたので、軽アイゼンを装着せずに岩場を登りきることができました。

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岩場を登り終えて振り返ると…

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実感として寂ショウ尾根を下るのは冬期でなくても危険だと思いました

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幸い凍結しおらずノーアイゼンで下れました

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10分ほどで分岐に着きました

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急に雪が増えました

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滝子山山頂まであと少しです

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滝子山山頂です

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残念な富士山でした

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山頂には誰もいませんでした

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山頂で軽アイゼンを装着しました

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 滝子山を少し下ると初狩駅方面(直進)と鎮西の池・大谷ヶ丸方面(左)の分岐になりますので、ここを左折しました

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大谷ヶ丸方面は北側斜面のため結構雪がありました 一番深くて20cmほどです

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山と高原地図2013では「踏み跡薄い」と書かれていますが、雪道でははっきりと足跡がありましたので問題ありませんでした

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11:10 滝子山から1時間ほどで大谷が丸に到着 山頂は開けておらず景観はよくありません
 凍結しておらず融雪もしていませんでしたので、ここで軽アイゼンを外しました

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山と高原地図2013では「滑りやすい急坂」と記載されています

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防火帯です。スキーゲレンデのようでした。山と高原地図2013では「防火帯に入らない」とありますが、だれかが踏み込んだ形跡があります

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11:55 大谷が丸から45分でコンドウ丸に到着 

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12:10 曲り沢峠

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12:35 曲り沢峠から少し大鹿山方面に歩くと景徳院方面に行ける分岐があります

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この分岐から景徳院までCTで1時間10分の下山道になります

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アイゼンを外していたので、雪に足をすくわれ数回コケました

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13:25 分岐から50分で下山しました

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景徳院 100円を投下しました

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武田勝頼 終焉の地です

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景徳院前のバス停で甲斐大和駅に行きました

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14:00 駅から徒歩数分の場所にセブンイレブンがありましたので、山の上ニューイという長野・山梨限定のクラフトビールを購入。フルーティで口当たりがよくおいしかったです

ピッケル不要、ラッセルもちろんなし、樹氷・霧氷・エビの尻尾なし、そんな雪山の登山でしたが、天候にも恵まれて楽しい休日を過ごすことができました。