【青森県 二百名山】SEA TO SUMMIT 白神岳1235M
9月最終週は天気予報とのにらめっこで、北アルプスの裏銀座縦走を目論んでいたものの結局晴れが期待できる東北に行くことに。
2022年9月25日午前6時、白神岳登山口に到着しましたが、通行止めの看板がありました。
車を停めて徒歩で先に進むと、崩落していました。
これでは車は通れません。
のっけから焦りました。
白神岳のコースはここ「マテ(蟶)山」以外にも「十二湖コース」がありますが、十二湖コースですとコースタイムで13時間以上かかりますので、さすがに迷いました。
それでも十二湖コースに行くか、岩木山に行くか、いずれにせよ黄金崎不老ふ死温泉は諦めなければなりません。
とりあえず海の方に行ってみたところ、小さな漁港に駐車スペースがあり、釣り人の車が数台停まっていました。
マテ山コース登山が決定しました。ここに車を停めさせてもらい7:00登山開始です。
計6時間10分の登山でした。
終始クモの巣に悩まされての登山でしたが、世界遺産を感じられる魅力的な山でした。
さて、このエリアで汗を流すと言えばガイドブックに掲載されている(はずの)黄金崎不老ふ死温泉に行くしかありません。
車で20分ほどで温泉地に到着。
まずは内風呂で身を清めますが、内風呂からでも前日の荒天の影響からか、ややしけ気味の日本海を見下ろすことができました。
でもせっかくなのでいったん服を着てから、海辺の露天風呂に行きました。
赤褐色の温泉に浸かりながら、海を見て、波の音を聞く、入浴料600円でなんとも贅沢でした(写真がないのでせめて公式HPをリンクします)。
翌日は岩木山に登る予定なので、麓のキャンプ場を宿にしました。
キャンプ地は「青森のふもとっぱら」と評される青少年スポーツセンター。
嶽温泉と同じ泉質の温泉が入り放題。
キャンプ場は全面芝生で車乗り入れOK。目の前には岩木山がそびえます。
これで1泊1200円(2022年9月現在)。
なんとも贅沢な環境ですが、本日は体力を使い果たしているため、軽食で済ませて翌日の岩木山登山に備えることにします。
【群馬県 百名山】高速ピストンで前武尊ー武尊山 2022年9月17日
沼田ICを降りて県道64号(奥利根ゆけむり街道)を進むと標識がありますので右折すると登山口に着きます。
寝坊したため高速道で渋滞にはまり、川場谷野営場に着いたのはすでに10時前でした。
シルバーウィーク3連休初日の百名山なので駐車できないかもしれないと思っていましたが、ガラガラでした。
人気のないコースなのでしょうか。
ヤマプラのコースタイムですと8時間20分ですので、もしかしたら下山前に日が暮れるかもしれないと焦りましたが、結果的に多少無理して5時間30分(15:40)で下山しました。
さて、登り始めはなだらかな登山道ですが、20分ほど歩くと難所がありました。
汗を流しにいったんこの場を去るか、クーラーボックスで冷やしたビールを飲むかで迷いましたが、熟考の末後者を選択しました。
タープは面倒なのでテントだけ張ります。
地面が砂利で固く、ペグが刺さらなそうだったので、無風だったこともありガイロープは張りませんでした。
恐らく野営場の奥側であればペグが刺さるかもしれません。そちら側にテントを張っている人が居ましたので。
テントに入りボディシートで汗を拭きつつ着替えを済ませます。
外に出てチェアに座りくつろいでいるうちに辺りは暗くなっていきました。
登山後で疲れ果て料理する元気がないので、焚き火をしながら簡単な夕食を済ませました。
今回の山行はペースが速かったということもありますが、なかなか登り応えのある山でしたし、無料で使用できる川場谷野営場も前から気になっていましたので、一挙両得できました。
武尊山のメジャーコースは裏見ノ滝コースのようですので、それを次回の楽しみにしたいと思います。
【石川県 百名山】白山 日帰り登山 2022年GW
ここ数年来、行きたくてもなかなか行けなかった白山にようやく行くことができました。今回が初めての白山です。
市ノ瀬の駐車場には6:30に到着しました。
雪山が久しぶりで不安でしたし、せっかくの白山なので1泊2日の予定で、しかも念のためテントも担いでいきましたが、結果的には日帰り山行になりました。
テントを設営してから20分ほど車を走らせ、日帰り入浴施設である白峰温泉 総湯に行き汗を流しました。
終日晴れて、山頂以外は風がほとんどなく、非常に天候に恵まれた登山になりましたが、急登がかなりきつかったです。
また、サングラス&日焼け止め対策&リップクリームは必須です。
最後に、今回のコースタイムでは以下の通りでした。
6:50 市ノ瀬駐車場
↓(1時間10分)
8:00 別当出合
↓(40分)
8:40 中飯場
↓(1時間20分)
10:00~10:40 甚之助避難小屋
↓(1時間)
11:40~11:50 白山室堂
↓(40分)
12:30~12:40 御前峰
↓(20分)
13:00~13:20 白山室堂
↓(30分)
13:50~14:00 甚之助避難小屋
↓(40分)
14:40 中飯場
↓(20分)
15:00 別当出合
↓(1時間20分)
16:20 市ノ瀬駐車場
計 9時間50分
【山梨県】滝子山 破線ルートの寂ショウ尾根(滝子山南稜)ルート 2022年2月27日(日)
ライトな雪山を楽しみたく、2022年2月最後の日曜日に滝子山に登りに行きました。
高尾山から松本行の中央本線に乗り、その電車は松本駅に9時半ごろ到着するとのことで、このまま松本に行きたい衝動を抑え何とか笹子駅で下車しました。
駅から滝子山登山口までは要所要所に案内板があるものの、個人的にやや分かりにくかったので、念のため寂(じゃく)ショウ尾根入口までのガイダンスをしつつ、破線ルートの山行レポートをしたいと思います。
7時過ぎ、笹子駅で下車した人は5人ほどでした。
気温は1度、裏起毛の長袖シャツに薄手のメリノウールアウター、それに厚手のユニクロフリースという服装でした。
駅を出て国道20号を歩きます。
開店前の笹一酒造を右手に見つつ、駅から20分ほど歩きますとバス停「吉久保入口」がありますので、そこを左折します。
寂ショウ尾根の看板はあるものの、注意していないと直進してしまいます。なお、直進しても一般の登山道で滝子山に行くことができます。
踏み跡が薄くてトレースができなくても、尾根沿いを歩きますので登る方向感を見失うことはなく迷うことはありませんでした。
クサリ場より先は両手を使ってよじ登る場面が多いので、ストックはしまった方がよいかもしれません。
雪がありましたが凍結していませんでしたので、軽アイゼンを装着せずに岩場を登りきることができました。
ピッケル不要、ラッセルもちろんなし、樹氷・霧氷・エビの尻尾なし、そんな雪山の登山でしたが、天候にも恵まれて楽しい休日を過ごすことができました。
【四国 二百名山】三嶺 -四国一美しい山へ- 2021年11月2日~3日
三嶺は「みうね」または「さんれい」とも言い、とあるサイトでは四国一美しい山と紹介されています。
三嶺登山口である名頃駐車場の場所は、日本三大秘境のひとつ、祖谷渓(いやけい)の奥に位置し、秘境中の秘境にあります。
そのような秘境の山に登りに行きました。
今回のコースを地図で記すと下記のとおりです。
午前6時にゴールの見ノ越駐車場に到着し、そこに折りたたみ自転車を預けてから名頃駐車場に向かいました。チャリデポ登山です。
暫く登っていると「ダケモミの丘」というポイントに着きました。ダケモミとはウラジロモミのことです。
なお、四国に生息するクマは現在剣山系に数十頭程度で、絶滅が危惧され保護活動が行われているほどですので遭遇率はかなり低そうですが、念のためクマ鈴を装着しました。
本当は、天然記念物となっているエリアを散策したかったのですが、このエリアのコメツツジの紅葉がほぼ終わっていて楽しめそうにありませんでしたので諦めました。
名頃駐車場から1時間車を走らせ「和の宿 ホテル祖谷温泉」に行きました。
ケーブルカーで降り、秘境の峡谷を見ながら露天風呂に入れる温泉です。
温泉の温度はぬるめでしかも洗い場がありませんので、露天の湯と峡谷の景色を楽しんだ後はケーブルカーに乗って施設に戻り、内湯で身を清めました。
風呂代は@1700円と少しお高めですが、日本三大秘境に来てケチることもないので峡谷の温泉を楽しみました。ちなみ当ホテルから観光スポットの小便小僧が近いですが、スケジュールの都合で行けませんでした。
今回は三嶺のモルゲンロートが見られず、コメツツジの紅葉もあまり楽しめなかったものの、Tシャツの上に1枚羽織る程度の適温であり、一眼レフが使用できるほど天候にも恵まれ、風も弱く、ずっと登りたかった山でしたので充実した縦走となりました。
最後に秘境の写真で終わりたいと思います。
【日光】きつかった大真名子山・小真名子山 2021年10月3日
百名山の男体山、二百名山の女峰山に登ろうとして登山地図を眺めていると、大真名子山・小真名子山という山の存在に気付く人が多いのではないでしょうか。
ですが、なかなか登るまでには至らないという人もいるかと。
そんな山を登ってきましたが、その前に日光ファミリーについてざっとネットで調べたところのうんちくを書かせていただくと、日光ファミリーは以下を意味するようです。
男体山 父
女峰山 母
太郎山 長男
大真名子山 次男
小真名子山 三男
とここで、「大真名子山・小真名子山は「子」が付くだけに女系なのでは?」という疑問を持たれるかもしれませんが、「真名子」とは「愛児(まなご)」のことだそうで、どうやら女系ではないようです。
さて、いきなりの余談はこれぐらいにしつつ、いろは坂を上って中禅寺湖を過ぎ、戦場ヶ原の先、三本松駐車場(無料)に着いたのは5:30AMごろでした。
標高1395mであるここの気温は2度。Tシャツ+長袖アウターでは寒いので、予備に持ってきたジャージを羽織りました。
緊急事態宣言解除後初めての週末でしたが、駐車場は7割ほどしか埋まっていませんでした。まだ6時前なので当たり前ですかね。
今日はこの駐車場から歩いて2時間30分ほどかかる志津乗越というところから登山を開始しますが、2時間半も歩きたくないので自転車を持ってきました。
なお、今夏の南ア悪沢岳山行の際に畑薙(はたなぎ)第一ダムの駐車場から椹島(さわらじま)までの17kmを自転車に乗りその実用性を実感しているため、今回も時短に貢献してもらいます。
今回のコースタイム 計7時間15分
◆三本松駐車場 6:00
↓ 1時間10分
◆志津乗越 7:10
↓ 1時間10分
◆大真名子山 8:20
↓ 30分
◆鷹の巣 8:50
↓ 30分
◆小真名子山 9:20~9:30
↓ 40分
◆富士見峠 10:10~10:30
↓ 2時間15分
◆志津乗越 12:45
↓ 30分
◆三本松駐車場 13:15
ちなみに、三本松駐車場から最初の10分ほどは未舗装路ですが、その先志津乗越までは舗装路ですのでこんな折りたたみ自転車でもなんとかなります。
ただ、路面がややでこぼこする箇所があったり、2日前は台風でしたので中太の折れた幹が道を遮っていたりしましたので、スピードの出しすぎには注意が必要でした(特に帰り道)。
大真名子山・小真名子山は三百名山にもなっていない山ですが、実に登り甲斐のある山でした。双方の山ともに急勾配であり、ガレ場が印象的なきつい山でしたが、男体山と女峰山の間にある山なだけに、両名山をそれぞれ同じ距離感で楽しむことができました。
また、自転車を使用することでどれだけ時短になるのかについても記しておきたいと思います。
(往路:三本松駐車場→志津乗越)
徒歩2時間35分(山と高原地図コースタイム)
自転車で1時間10分
1時間25分短縮
(復路:志津乗越→三本松駐車場)
徒歩2時間10分(山と高原地図コースタイム)
自転車30分
1時間40分短縮
なお、自身の備忘のため、梵字飯場駐車場までの行き方も記しておこうと思います。
登山地図ですと徒歩ルートは紫の道をたどりますが、この道を車で行くことは厳しいです。車では水色の道をたどって梵字飯場駐車場に行けます(帰り道に自転車で水色のルートをたどって確認しました)。
そこまで悪路でもないので、よほど車高の低い車でない限りは底を擦らないで行けると思います。
次回志津乗越に行く際は、車で梵字飯場駐車場まで行ってみようと思います。
日光ファミリーの山は残すところ女峰山だけですので、またいつか霧降高原などから登ろうと思います。
なお、ご参考までに他の日光ファミリー登山の記録をリンクしておきます。