【日本百名山】金峰山 日帰りピストン(瑞牆山荘から) 猛暑日の2020年8月
先日、日帰り用の登山靴を購入しましたので、慣らしのため金峰山へ。
大弛峠から国師ヶ岳(300名山)を拾いつつ金峰山ピストンも考えましたが、靴の履き心地チェックには少し物足りないかも、と思い直し、瑞牆山荘からピストンすることにしました。
なぜ金峰山をチョイスしたかと言いますと、この日関東の天気予報は各地で猛暑日とのことで、登山するなら高山に行きたいと思ったからです。
3,000m級の八ヶ岳や南アルプスあたりでもよかったですが、どうせなら未踏の金峰山(2,599m)にしようと思いました。
とは言え、かなりの灼熱登山になることを覚悟し、ペットボトルに凍らせた水および冷水 計1,500mlをザックに入れました。
前置きが長くなりましたが、瑞牆山荘に着いたのは6:30ごろ、連休中日ということもあり、すでに路肩駐車がありました。初日の連泊登山者の車も多いことでしょう。
ということで無料駐車場は満車に違いありません。無料駐車場から少し下った駐車スペースが運よく空いていたので、そこに車を滑り込ませました。
コースマップ
コースタイム
瑞牆山荘6:40~(30分)~富士見平小屋7:10~(40分)~大日小屋7:50~(20分)~大日岩分岐8:10-8:20~(70分)~山頂9:30-10:00~(90分)~大日小屋11:30~(30分)~富士見平小屋12:00-12:10~(20分)~12:30
計 5時間50分
曇っていたこともあり気温は上がっておらず、半袖でちょうど良いです。
7:10 富士見富士見平小屋には多くの登山客がいました。人気の山荘であることがうかがえます。
12:00 富士見平小屋まで下りてきました
テントはたくさん張られていました
さて、まだ足に余力がありましたので瑞牆山に登ろうか迷いましたが、中央道の渋滞を嫌いこのまま下山することにしました。それに金峰山の後には瑞牆山に登る気力にはなれませんでした(瑞牆山には過去に登頂したことがありますので)。
そして12:30下山。結局水も500mlほどしか飲まず、下界が猛暑の日に快適な登山ができました。登山靴もよくフィッティングしてくれ、相性はよさそうです。
というわけで、夏山は高い山を選んで快適登山を、という結論にしたいところですが、過去に6月下旬の谷川岳(1,977m)、9月上旬の空木岳(2,864m)に登ったときは2Lの水をすべて飲み干してなお喉をからしながら下山するなど、灼熱登山の経験をしたこともありますので、今回はたまたま体調がすぐれ気候に恵まれただけかもしれないということを補足させていただきます。
最後に、当コースでは虫よけスプレーや虫よけネットをかぶらなければならないほどの虫はいませんでした。八ヶ岳とは大違いです。
それではよい夏山登山を。
【日本百名山】早池峰山 日帰りピストン(小田越ルート)2020年7月
2日目は八幡平(百名山)にするか早池峰山(百名山)にするか最後まで迷いましたが、天気予報を信じて早池峰山に行くことにしました。
因みに1日目の山行はこちら
7/24の天気予報
八幡平→曇り
河原の坊駐車場へは5:00~13:00まで交通規制がかかっていましたので、それまでに入山しました。
現在、早池峰山は河原坊ルート崩落により通行止めになっていますので、小田越からのピストンになります。
今回のコースタイム
河原の坊6:10~(30分)~小田越登山口6:40~(90分)~剣ヶ峰分岐8:10~(20分)~早池峰山8:30-8:50~(20分)~剣ヶ峰分岐9:10-9:30~(80分)~小田越登山口10:50~(30分)~河原の坊11:20
計 5時間10分
30分ほど歩くと小田越登山口に着きます。ここには(工事現場にあるような簡易な)トイレがありました。
天気はあまりよくないですが風はありません。
樹林帯を黙々と登っていくと、やがて視界が開けました。
昨日に引き続きコンパクトな山であり、小田越から片道2時間弱で標高差600mほどしか登らないのに、そこそこしんどい登山でした。それとも2日連続登山が(体力的に)厳しくなったのでしょうか。。
ともあれ雨具の出番なくケガもなく、高山植物も堪能できましたので久々に良い登山となりました。
【日本二百名山】秋田駒ヶ岳 日帰り登山(国見ルート) 2020年7月
久々の登山記録になります。この4連休初日は日本に梅雨前線が停滞し、全国的に雨予報でしたが、東北は曇り時々晴れ予報でしたので、天気を期待して東北に行きました。太陽が望めなくても山を楽しめるよう、新花の百名山の秋田駒ヶ岳を選択しました。
東北道で北上し、国見温泉近くの無料駐車場に着いたのは午前3時すぎでした。すでに15台以上の車が停まっていました。
少し仮眠し、雨が止んだ6時ごろには30台ほどに増えていました。皆さん地元の方のようで、ざっと見たところ他県ナンバーは自分ぐらいでした。
駐車場から坂道を歩きますとほどなく国見温泉旅館に着きます。ここが登山口です。
今回のコースタイム
国見温泉登山口6:40~(40分)~横長根7:20~(60分)~横岳8:20~(30分)~男女岳8:50‐9:10~(30分)~男岳9:40~(50分)~横岳10:30~(70分)~国見温泉登山口11:40
計 5時間
登りはじめの樹林帯は木道・階段が多かったです。急登はありません。
40分ほどで分岐に着きました。
右折するとしばらく平坦な道が続きました。
横長根分岐から10分ほど歩いていると視界が開けます。ガスがとれ青空が見えてきました。
分岐に来ました。左に折れると馬場の小路コースですが、このまま直進します。
ここから先は砂礫帯のため歩きにくいです。
砂礫帯の高山植物と言えばコマクサです。
振りかえります。
5時間の比較的コンパクトな登山でした。雲が多く田沢湖や鳥海山などのパノラマ風景を見ることができなかったのは少し残念ですが、雨に降られることもなく風も穏やかで、十分に秋田駒ヶ岳を楽しむことができました。
ちなみに、下山後盛岡方面に向かいましたが、そこから見える岩手山は雲がかかっていました。
行ったことがある人はわかってくれる 尾之間歩道、大谷原、黒部源流、不帰キレット、八峰キレット、西穂ー奥穂、スゴ乗越、五色ヶ原、戸台、チロロ新道、オプタテ
山に登っている人は、とある山に1回登るだけでは終わらず、季節を変え登り、コースを変え登り、はたまた同じ季節に同じコースで何回も登る人もいることでしょう。
コロナ禍により今年はいまだテントを張っておらず悶々としているので、昔の記憶でもたどってみようと思います。
以下はメインコースではない、あるいは相対的に行く人が少ないのではないかと思われるコースをダイジェストでお届けします。
行ったことがある人は共有できるのではないかと思います。行ったことがない人でも、いずれ行きたいと思っているのなら少しは参考になるのではないかと思います。
屋久島 尾之間歩道
出典 ヤマプラ
海外では「原始の森を楽しめる歩道」と紹介されているようで、日本より海外に人気があるとかないとか。つまり日本ではマイナーなコースのようです。3月のオフシーズンでしたが、この道では誰一人会いませんでした。
尾之間歩道で見ることができる白骨樹
苔むした道
北アルプス
- 大谷原コース(鹿島槍)
大型ザックで登るには辛いコースでした。でも急登なだけに短時間で高度は稼げます。
出典:ヤマプラ
- 黒部源流碑
ここを経て雲ノ平に行きました。
三俣山荘と槍
岩苔乗越
雲ノ平の出入り口 北アルプスの深部です
- 不帰キレット
出典:ヤマプラ
天狗山荘。不帰キレットを超えてここにたどり着くと、さぞかしホッとすることでしょう。自分は逆ルートでした。
その道の先からキレットに突入です。
- 八峰キレット
出典:ヤマプラ
キレット小屋
- 西穂-奥穂
今までで一番危険な場所でした。再び行きたいとは今は思えません。でも前穂と北穂は未踏なので悩みどころです。
- スゴ乗越
日帰りで行ける場所ではありません。この先の越中沢岳はかなり疲れました。
- 雲上の花園 五色ヶ原
立山から五色ヶ原に向かう人は多くはないのではないでしょうか。
南アルプス
- 戸台登山口
出典:ヤマプラ
バスに乗らず、車で北沢峠に行けるコースです。(シーズンの芦安駐車場からバスに乗ったら1時間立ちでしたので、バスに良い思い出はありません)
北海道
出典:ヤマプラ
マイナールートだったからか、平日だったからか、悪天候だったからか、誰にも会わずヒグマにおびえる上りでした。
七ツ沼カールで幕営。ヒグマにおびえる夜でした。
ガスの幌尻岳を経て後…北トッタベツ岳の近くでの夜明けです。
北海道は面白い名前の山が多いです。
通称「オプタテ」。ガスっていて残念でした。
双子池キャンプ場
ここもヒグマにおびえる夜でした。周りに誰もおらず一睡もできませんでした。
三山台(さんせんだい)に続く道
晴れていればすばらしい景色なのでしょう。
私見ではマイナールートと思っていますが、山を極めた人から見ればまだまだメジャーなのでしょう。
在宅勤務よしあし
新型コロナ対応で在宅勤務を余儀なくされてから本日で4日、効率は落ちますが事務仕事なので意外になんとかなってます。
ノートPCでのWeb会議などについて最初は違和感がありましたが、今ではそれなりに受け入れることができ、対面でなくてもなんとか業務は成立しています。
ご存知の通り、3/31現在東京はコロナ感染者が増え、不要不急の外出自粛要請および夜の盛り場に行くことも自粛する旨の要請がだされています。近県も東京への外出自粛要請が出されています。
なので、基本的に食材を購入しに外出する以外は自宅に引きこもっています。たぶん1日100歩も歩いていません。
通勤では片道1時間かかっていたので、その分ジョギングなどの運動に充てることも考えられますが、在宅勤務ですと仕事のON、OFFが難しく、だらだらとシームレスに仕事をしてしまいます。
やがてそのままアルコールタイムになるので、ジョギングすることなく就寝になります。
主観的には、在宅のよいところは外見を気にする必要がないことです。
自分はヒゲは剃りますが整髪(ジェル)はしない、寝間着でも部内Web会議ならNGではない、Sound OnlyでもOK(PC搭載カメラをクローズすればよい)なので外向けでなくても問題ありません。
また、食費も浮くでしょうか、基本的に自炊なので。ニンニク率が高いです。
水道光熱費はかかっているのでしょう。真夏の在宅勤務を考えるとゾッとします。
そういえばYシャツも着ないのでクリーニング代などもかかりませんね。
自宅は在宅勤務仕様ではなく、デスクはもちろんテーブル&チェアのようなダイニング家具がなく、リビングテーブル&ソファしかないので、キホン地べたに座って仕事しているイメージです。すぐ腰が痛くなります。また適度に伸びをしないとエコノミー症候群になりそうです。
最近始めた水耕栽培や実生盆栽などの様子が見られるので、要所要所で休憩がてら植物の成長を愛でつつ仕事ができるのはよいものです。
バジル ↓
もみじ ↓
とりあえずこの特殊な現況を思うままに書いてみました。雑記失礼しました。
道迷いのときの心理
2020年2月1日、遭難しそうになりました。
結果的には無事下山できましたが、遭難することとはこういうことだというものが感覚的に分かった気がしましたので、忘れないうちにここに記したいと思います。
海沢園地~大岳山は(2012年の山と高原地図では)破線ルートになっています。
海沢園地から雪交じりの破線ルートにはいります。20分ほどはルートファインディングできましたが、その後よく分からなくなりました。
結構急斜面かつ踏み跡がないので地面がふわふわしています。木をつかみ岩をつかみ、少しずつ高度を上げていきます。
そこそこ高度を上げましたが、まだ前方に山がそびえていますので登らなければなりません。しかも登ったところで登山道に合流するかどうかも分からず不安になります。
13時に差しかかるころ、撤退することにしました。
あと1時間ぐらい登れば登山道に着くかもしれないという期待がありました。その反面、登り続けても登山道に合流しなかったらかなり精神的に不安になります。
そんなことが頭をよぎる中、時間的な不安、すなわち下山に迷って暗くなってしまったらどうしよう?という不安を払しょくするため、早々に下山を決意しました。
そのときの自分の行動心理を説明したいと思います。
まず状況としては「ルートを見失っている」「道しるべであるテープや標識は見当たらない」「上に登れば登山道につながるだろうと思い、ガシガシ登る」といった感じです。
ルートもない中、そこそこ高度を上げました。尾根にも取り付きました。でも登山道には至りません。自分が登ってきたルートを覚えつつ登ってきたつもりが、下りはそのルートをトレースすることはできませんでした。
そうしているうちにいずれ崖に至ります。
こんな崖を登ってきた覚えはないので明らかにルートを外していますが、ではどこがルートなのかがよく分からなくなってきました。人の記憶なんて大したことはありません。
急峻なところを避けながらウロウロして下山ルートを探ります。
日没までまだ時間的ゆとりはあります。道迷いしたときのセオリーとして上を目指そうかと思いました。でも自分の気持ち的には下りようという気持ちが強かったです。
ここまで登るのにかなりの体力を消耗したので、さらに登る気持ちにはなりにくかったです。下る方がラクですし。なので下る前提の行動になりました。
登ってきたルートの記憶をたどりながらウロウロしますが、やはり崖に至ります。こんなところ登ってきた記憶がないしフツーに降りられません。
なので下りられる場所を探してさらにウロウロします。
そうこうするうちに見覚えのある場所にたどり着くことができ、下山することができたのですが、これは貴重な経験になりました。整理すると、
- 体力を消耗している状況で、さらに上の山を登るという選択は精神的にしにくい
- 下山中、明らかに崖と思われるところも、慎重に降りれば下りられるのではないかという思いに駆られる
この2点が遭難の原因なのかなと思いました。
今回は快晴、無風、気温10度ほど、冬場で木に葉がなく視界が確保できたので好条件でしたが、夏場でガスっていたらと思うとゾッとします。
みなさんも道迷いの際はくれぐれもご注意ください。
登山用品 福袋
福袋は自分でアイテムを選べないものなので、あえて購入しない人もいると思います。
また、当たりはずれを恐れる人もいらっしゃるかもしれません。
または朝から並びたくないとか。。
今回は東京のとある登山ショップで3万円の福袋を購入しました。
3万円の福袋に何が入っていたのか、その内容を公開したいと思います。
ちなみに開店後に店に行きましたので並んでいません。そしてたまたま狙いの福袋が1つだけあったので購入できました。
まず、福袋はこんなかばんに入っていました。税抜き30,000円
一つひとつ見ていきます。
- POLARTEC 200 JACKET (色:ORION BLUE) ¥15,000円+税
特徴は上記リンクの通りですが、袖と裾がゴム状になっており良い感じに体にフィットします。軽くて暖かそうでミドルレイヤーにもアウターにもできそうです。
- POLARTEC 200 HAND WARMER(色:ORION BLUE) ¥2,800+税
ジャケットと同色のハンドウォーマー。
腕が太めの人はキツイでしょうか。自分は細腕なのでちょうどよかったです。 - Gym Bottom Ⅱ(色:Brack) ¥12,400+税
クライミング用のパンツですがクライミングはしませんので、厳冬期のインナーとして使用できますでしょうか。
- SPEED JACKET (色:GREYSTONE) ¥15,800+税
水色を持っていましたので被りました泣
- LS TARTAN SHIRT(色:BLUE) ¥11,500+税 ME(MountainEquipment)はチェック柄が多いです。。
- SS TARTAN SHIRT(色:NAVY) ¥10,000+税 半袖です。写真は正しい色がやや反映されていない感じですが、色が濃く太いラインがネイビーになります。
- CLASSIC PATROL CAP(色:KHAKI-NAVY) ¥3,500+税
生地が薄いので3シーズン用になります。
以上、7アイテムが福袋の中身でした。値段ラベルを単純合計すると71,000円(税抜)でした。2割引きだったとしても30,000円で56,800円のものをGETできましたが被ったアイテムもありましたので、今回はまあまあかなと思いました。