Blogger004’s blog

山に登って見たこと聞いたこと感じたことなどを中心に。

北海道 羊蹄山 2019年9月

蝦夷富士ともいわれる羊蹄山

今回の北海道山旅最後の山は、暑寒別岳や夕張岳、芦別岳も視野に入れていましたが、百名山ハンターとして羊蹄山に登ることにしました。

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前日は倶知安(くっちゃん)町の近くにある旭ヶ丘公園キャンプ場でテントを張りましたが、翌日テントから外を臨むと、雲をまとった羊蹄山が見えました。

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どうやら登れそうです。

急いで支度し、車を20分ほど走らせます。6:20に半月湖駐車場に車を停めます。駐車場は20台以上は停められるでしょうか、8割ほど埋まっていました。登山準備を整えバタバタと登山を開始します。

登山口すぐ近くに入山届がありますので記入してからスタートです。初心者コースと言われる倶知安(比羅夫)コース(西側)を選択。足の負担を減らすため、一眼レフをあきらめます。

羊蹄山

比羅夫登山口6:30~(1:40)~五合目8:10~(50)~七合目9:00~(50)~火口分岐9:50~(30)~羊蹄山山頂10:20~(40)~真狩コース分岐11:00-11:35~(2:55)~比羅夫登山口14:30

計 8時間00分

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引用:ヤマプラ

登山口の様子 ↓

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 登り始めは緩やかな登りですが、20分ほど歩くといきなり急登になります。最初の内は体力がありますので急登にも負けません。

しばらく登るとニセコアンヌプリが見えました。あちらの山頂はガスっています。 

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 こんな登山道 ↓ を登っていきます。

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 5合目に到着しました。風は弱く気温も高くありませんが5合目で結構バテました。水を飲む回数が多くなります。5合目の空スペースで腰を下ろし、10分ほど休憩します。

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危険個所はないものの傾斜は変わらずそこそこ急登で疲れます。

7合目を過ぎ、高度が上がり、登ってきたことを実感します。

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そろそろ疲労してきたころ、9合目が見えました。山頂はすぐそこです。

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それにしてもこのコースが(とあるWebサイトで)初心者向けとして紹介されているとは驚きです。体感的にとても初心者が(体力的に)登れる山には思えませんでした。(羊蹄山の4つのコースの中で相対的に簡単なコース、あるいは危険個所なし、という意味だと思いますが)標高差は1,500mありそれなりの急登なので、体力勝負の山です。

それはともかく9合目は森林限界を越えていますので視界良好です。

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火口の分岐につきました。

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左右どちらに行くかですが、無意識に時計回り(左)に向かうのは何故でしょう。山頂は風が強かったです。

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火口です。他の登山者が「水が溜まっていない火口初めて見たー」的なことを言っていましたので、9月ごろは涸れるのでしょうか。

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30分ほど御鉢を歩いて羊蹄山山頂です。

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御鉢回りは、岩場の道を登ったり下りたりしながら回っていきます。稜線上をトコトコ歩くイメージではありませんでした。

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湖と錯覚しましたが、雲でした。

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1時間ほど御鉢を回り、真狩コース(南側)分岐で火口を見ながらランチにしました。山頂ランチでは普通、山の外(景色)を見ながら食べるものですが、山の中(=火口)を見ながらランチするのがいかにもお鉢のある山らしいです。

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食事が済み、そろそろ下山です。真狩コースから避難小屋ルートを経て、倶知安(比羅夫)コースに戻ることにします。

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2019年9月19 日現在、北海道の山は初雪が観測されていますが、

weathernews.jp

11日前の9月8日時点では日中の気温が高く、汗が噴き出すなか山を下っていきました。

この山旅のエピローグ

さて、下山後に温泉を楽しみ、なんて余裕はありません。ここから旭川空港まで行ってレンタカーを返し、最終便である20:15の飛行機に乗らなければなりません。

羊蹄山登山口から旭川まで車で4時間。あまり時間はありませんので急いで旭川に向かいます。

ところが、サービスエリアに車を停めてスマホでフライト確認をすると、予定の便は台風15号の影響により欠航になっていました。

チケットを払い戻すか、便を振りかえるかの2択があるようなので航空会社に電話しますがぜんぜん繋がりません。スマホでも手続きできません。時間がもったいないのでひとまず旭川空港に行くことにしました。

 レンタカーを返却し、旭川空港に着いたのは19時でした。サービスカウンターに行き状況を確認します。

翌日の振りかえ便はすでに満席で、キャンセル待ちになるとのこと。その次の日ならチケット予約ができるようです。払い戻しを選択する場合は新幹線かフェリーか…

この休暇では2日間の予備日を設けていましたので、チケット予約を選択しました。自宅に帰って翌日出勤というのもやや億劫でしたが仕方がありません。

レンタカーは返却してしまったので、急いで旭川駅前のビジネスホテルを予約し、今にも出発しそうな旭川行きのバスに慌てて乗り込みました。

今回の旅は予想外・想定外が多く、費用がかさんだ感は否めませんが、その場の状況で判断していく旅は思い出がより深まり、それはそれでよいものだと思いました。

因みに、翌日はあさひかわラーメン村に行ってラーメンを楽しみました。