【山形・日本百名山】紅葉の大朝日岳 2019年10月
百名山ハンターの人で、大朝日岳をチョイスしたのは何座目でしたでしょうか。自分は53座目でした。
登山口は日暮沢登山口、古寺鉱泉、朝日鉱泉などいくつかありますが、古寺鉱泉から登ることにしました。古寺鉱泉の手前にある古寺キャンプ場(無料)で前泊します。その日は風も穏やかで、きれいな星空でした。
翌日、古寺鉱泉駐車場には早朝4:30に着きました。車は10台ほど停まっていました。
夜明け前なのでヘッドランプを点けて登山開始です。駐車場から少し歩くと古寺鉱泉 朝陽館があります。
駐車場から朝陽館へ向かう道 ↓
本当は古寺鉱泉ピストンの予定でしたが、暗がりで案内標識を見逃し、異なるルート(鳥原山経由)から登ることになりました。
ヤマプラをもとに作成
古寺鉱泉5:00~(2:00)~鳥原山7:00~(1:00)~小朝日岳8:00~(1:30)~大朝日岳9:30-10:10~(1:10)~小朝日岳11:20~(25)~古寺山11:45~(1:30)~古寺鉱泉13:15
計 8時間15分
登りはじめから急坂ですが、標高1200mぐらいまで登ると平坦な道になります。そしてそれが数キロ続きますので、ここで体力を回復することができました。その後また登ります。
6:50 鳥原分岐です。ここで鳥原小屋と鳥原山に分かれます。小さな湿地帯でした。
分岐を右に曲がり、10分歩くと鳥原山に到着します。ここからの展望がすばらしかったです。
鳥原山を下り小朝日岳へ登る道中も景色を楽しめます。
ロープがあったりします。
小朝日岳はもうすぐです。
風も無く気持ちの良い山登りです。
8:00 小朝日岳到着
尾根上の紅葉ロードを歩きます。
立派な木が青空に映えます
大朝日岳までまだ距離があります。
色鮮やかです。
大朝日岳避難小屋手前に給水ポイント(銀玉水)がありました。ここでのどを潤します。
小屋手前の登りです。
振りかえり小朝日岳。
中岳へ続く道が見えました。
小屋までもう少しです。
9:20 到着です。
万一の時は張ってもよいのでしょうか。
小屋の裏手に登山道があるようです。
裏手に回って右側は手前の中岳・奥の西朝日岳方面
左側の大朝日岳方面は鮮やかな赤です。
10分ほど登り、9:30 山頂に着きました。
朝日鉱泉ルート方面 ↓
西朝日岳方面 ↓
登ってきた道(小朝日岳方面) ↓
山頂で食事をしながら360度の景色を楽しみ、40分ほど山頂で過ごしました。久々に快適な登山でした。
さてそろそろ下山です。名残惜しいですが山頂を後にします。下山とはいえ、小朝日岳と古寺山を登るので楽観はできません。
振りかえり大朝日岳 ↓
ある程度下ると小朝日岳の登りが待っています。
下山でこの登りは辛いです。
小朝日岳には5、6名の団体さんが休憩していました。腰を下ろす休憩スペースがなかったので、こちらは休憩することなく古寺山方面に下ります。やがて緩やかな登りを経て古寺山に到着です。
振りかえると大朝日岳を臨むことができました。見納めです。左が小朝日岳、右奥が大朝日岳。
古寺山から先は樹林帯になりますが、そのころひざに違和感が出始めました。下りは苦手です。
古寺鉱泉コースは最近倒れたと思われる大木が3か所ありました。
膝の様子を見ながら標高を下げ、13:15に無事下山しました。
この標識 ↓ を見逃したため、コースを間違えてしまいました。
駐車場には建設中の建物がありました。どうやら観光案内所ができるようです。
8時間に及ぶ日帰り山行で疲れましたが、天気に恵まれましたので大朝日岳を楽しむことができました。
その後
車を山形市内に走らせ臥龍温泉保養センターで汗を流しました。ここは、観光客向けではなく地元に愛される銭湯のような雰囲気でした(つまり「飾らず、でも泉質は本物」という感じです)。
オーナーがまず自販機でチケットを購入するよう親切に案内してくれましたが、すみません、東北弁を聞き取ることがむずかしくてヒアリングにすごく集中しました。
湯船は室内一つで、露天もサウナもありませんでした。肌がぬるぬるしたのでアルカリ性の温泉のようです。入浴料は350円でした。
日が暮れないうちに無料キャンプ場である西蔵王公園キャンプ場に行きます。このキャンプ場は事前予約が必要なので、管理会社に電話しました。その際、スタッフ曰く「数日前に同公園内で子グマが目撃された」とのこと。それを聞いて少し躊躇しましたが、予定通り幕営することにしました。でもキャンプ場で調理をするのは止め、山形市内に戻ってラーメンでお腹を満たすことにしました。
西蔵王公園キャンプ場のテントサイト ↓
麺辰というラーメン屋に入り「特製鶏中華 大盛り@880円」を頼みました。思ったよりボリュームが多かったです。あっさり醤油ベースでちぢれ中太麺の組み合わせはあまり食したことがありませんでしたが、スープにコクがありおいしかったです。
キャンプ場に戻りますが、自分の他には誰もいません。夜は鳥だか獣だかの鳴き声らしき音がしてビクッとしたりもしましたが、クマに出会うことはありませんでした。
翌日は蔵王山(熊野岳)に行きました。山頂は風がやや強く曇りがちでしたが、ちゃんと御釜を見ることができました。
蔵王エコーラインの刈田リフト脇の登山道を15分ほど登るとお釜に到着します。そこから熊野岳まで少し登りますが、登山というよりトレッキングレベルです。
これで百名山である蔵王山を踏破したものとしてよいのかどうか意見が分かれるところですが、「ロープウェー等を利用しないで登る」というMyルールに従い、54座目踏破したことにしました。
ということで、残百名山は46です。