【南アルプス南部】花を見に荒川三山へ 2021年7月 Day2&3
■ 2日目
予定より少し遅い起床となってしまい、千枚岳山頂で日の出を迎えることができませんでした。
昨日の足の酷使具合を鑑み、本日は赤石岳行きを諦め荒川三山を踏破しお花畑を楽しむことにしました。
あいにくガスっていて遠方の山景色はありませんでしたが、ギラギラな日光がなく、標高3,000mにあって時折そよ風に花が揺らめく程度の微風でしたので撮影コンディションは悪くなかったと思います。
ここで20分余り花を楽しみましたが、千枚小屋に着く前に雷雨に見舞られるかもしれませんので、名残惜しいですが戻ることにします。
悪沢岳を越え、丸山を過ぎたあたりでライチョウに出会いました。北アルプスではよく見かけますが、南アルプスでライチョウを見るのは初めてでした。
いつもなら小屋でビールを注文し、外のベンチで山を見ながら喉を鳴らしてビールを流し込むところですが、代わりにスキレットのウイスキーを飲みながらランチをしました。
因みにコンビーフとじゃがマッシュ(プレーン)をお湯で混ぜたものは、そこそこの塩気があってつまみになりました。
自分のシェラカップではあふれそうでしたので、2回に分ければよかったです。
■ 3日目
本日は下るだけです。3:30amの暗闇の中小屋を出発します。
序盤は下りの勾配もきつくなく淡々と下ることができますが、行程の2/3を過ぎたあたりから急坂を下ることになりますのできつかったです。
畑薙大吊橋手前から(ゲートまでの4kmほど)はアスファルトになっているため、快適なサイクリングができますが、お尻の痛さ回避のため、競馬の騎手のように腰を浮かせながら自転車を走らせました。
折りたたみのシティサイクルでしたが、砂利道でパンクすることもなく何とか9時過ぎにマイカーにたどり着けました。
下山した登山者のほとんどが白樺荘の温泉に立ち寄ると思いますが、4連休最終日の東名高速で何十kmもの渋滞に巻き込まれることを恐れ、身も清めず(温泉でゆっくりしたかった)、静岡グルメも堪能せず(清水港で海鮮丼を食べたかった)、観光もせず(久能山東照宮に行きたかった)、後ろ髪を引かれつつ家路に就くことにしました。
そのおかげで4連休渋滞はもちろん、五輪交通規制にも影響されずスムーズに帰宅することができました。
2021年度の南アルプス南部は、駐車場は混雑していましたが山は混雑しておらず、0円で連泊縦走登山ができる素敵な場所でした。想定した赤石岳縦走はできませんでしたが、お花畑はもとよりブロッケン現象やライチョウに出会うことができ、思い出深い山行となりました。
※1日目の山行記録はこちら