ヤマプラでは海沢(うなざわ)探勝路は破線ルートであり、現地の標識にも悪路と記載されています。
そんなところを登りに行きました。
奥多摩は魅力的な山が多く登山道も整備されていますので、わざわざ小難しいルートを選択する人がどれだけいるかは疑問ですが、できる限り説明を施したいと思います。
鳩ノ巣駅スタート7:20~(70分)~城山8:30~(60分)~海沢園地9:30~(90分)~大岳山11:00-11:20~(120分)~馬頭刈山13:20~(70分)~瀬音の湯14:30
計 7時間10分
7:13 鳩ノ巣駅に着きました。奥多摩駅7:18着の電車には多くの登山者が乗っていましたが、鳩ノ巣駅で降りたのは数名でした。

引用:ヤマプラ 鳩ノ巣駅~海沢園地までのルート

鳩ノ巣駅の朝は寒かったです

駅から少し下り、雲仙橋を渡ります

民家を過ぎていくと登山口があります

トイレの先が登山口

越沢ルートは通行止めです

右側の破線ルートを歩きます

どちらでもアスファルトに出られるようですが、右側を登ります

左を下ると越沢バットレス方面ですが、右側のアスファルトを歩きます

ここが迂回路の登山口になります

登山口から10分ほど登ると鉄塔が見えました 奥の山が城山でしょうか

鉄塔を超えるとそこそこ急登になります

案内に従い右側を行きます

一つ目の鉄塔から15分ほど歩くと二つ目の鉄塔が見えました。右側に赤テープがありましたので右折なのかと思いました

正解は鉄塔の下を直進します

少し歩くと城山山頂ですが視界は開けていません


城山から30分ほど歩くと大楢(おおなら)峠に着きました。御岳山方面は進入禁止のロープが張られていましたが、ロープ越しに紅葉が見えましたので、紅葉を撮りに少しだけ進入しました


大楢峠から30分ほどで海沢園地に着きました

看板がありました 黄色のルート(筆者記載)を歩きます

引用:ヤマプラ 海沢園地から大岳山の破線ルート

真新しい貨物モノレールがありました。前回道迷いしたときはありませんでしたので新設したようです

標識に従って歩きます

ハシゴの奥に滝がありますので見に行きます

これが海沢三ッ釜の滝のようです

ハシゴを登り、標識に従って歩きます

階段を降ります。前回の道迷いの原因は、滝へのルートは滝を見るため行き止まりになっているケースがありますが、ここもそうに違いないと誤解し、別ルート(ルート無きルート)を選択したことでした。ここは標識通り滝に向かって階段を降ります


大滝方面に進みます

ロープを登ります

左端の木の根から垂れている黒いロープ沿いに登ります

ここは滑りそうで登りにくそうな岩に見えますが、

よく見ると人工的?なステップがありました

大岳山へのルートは悪路のようですが、

石段があったりします

何かしるしがありますのでそちら方面に行きます

白いしるしはご覧の通りです

あとひと踏ん張りのように見えますが、本格的な登りはこれからでした

左方面に歩いていて、右側の様子をパチリ

左側の緑はわさびでも栽培しているのでしょうか

モノレール沿いを歩きます

そしてレールの下をくぐります

写真ではわかりにくいですが、右側に沢とレールがあります

再度レールをぐぐります

沢の合流地点を左に進みます 写真中央の木に貼ってある白いものは、

なぜかのし袋でしたが、目印としては十分です

ここからだんだん急登になっていきます

沢の右側を行きます

ルートがややわかりにくいです

標識がありました 急登です

見下ろします

あの先が尾根のようです

ロープに沿って登ります

蛍光色のロープを経て尾根に取り付きます

尾根の標識です

引用:ヤマプラ 今2つ目の矢印の部分にいます

尾根を右折し直進します

矢印の先になにか案内版らしきものが見えます

ひとまずロープをくぐります 何て書いてあるのでしょうか

「道が不明瞭なので通行しないでください 2019.12.15」とのこと

破線ルートを経て一般登山道に合流しました

引用:ヤマプラ 破線ルートと一般道の合流地点にいます

11:00 合流地点から10分足らずで山頂です
山頂がにぎわい過ぎて、大岳山の標識を撮るのに苦労しました

富士山には雲がかっていましたが、良い眺めでした

御前山方面も視界良好
山頂で景色を眺めながら腹ごしらえをし、20分過ごしてから馬頭刈山方面に下ります。

大岳山荘を横目に馬頭刈山方面に向かいます

富士見台というスポットでは富士山がよく見えました

ベンチの他、東屋もありました

馬頭刈尾根は登り下りがあり、結構辛いです

鶴脚山に至るまで(当たり前ですが)また登ります

馬頭刈山に至るまで(当たり前ですが)また登ります

橋が見えてきました 瀬音の湯♨もそろそろです
瀬音の湯が近くなったころ、向こうから登ってきた普段着の外国人に話しかけられました。
カタコトの日本語とスマホの翻訳アプリでコミュニケーションをとりました。
どうやら瀬音の湯に観光に来たようで、そこに登山道があったのでノリで登ってきたようです。
興味本位で登ってはきたものの、山頂に行くのに時間がかかることから下山を勧め、彼は下山していきました。
そして今度は日本人のペアに話しかけられました。同じく瀬音の湯から登ってきたようです。
彼らはピークを目指しているのではなく、散策しているようでした。なので登山地図を見せて周回コースを案内しました。
いずれの方も登山装備ではありませんでしたので、普段着であることに少し驚きつつコミュニケーションしました。
話しているときは「登山装備もせずに山に入ってからに」という感情も少しはありましたが、よくよく考えますと、3連休の東京郊外温泉地で14時過ぎ、天気良く風なく気温は20度を下回るぐらいでしょうか。瀬音の湯から30分ほどの辺りです。
要は快適なので自然に触れるために登山道を歩きたくなる気持ちはよくわかり、装備なく富士山に登るような無謀さは感じられませんでしたので許容できました。
1人目の外国人は下山させましたが。。

瀬音の湯の状況を写真に撮るのを忘れてしまいましたが、車は渋滞しておりめちゃ混んでました。紅葉はキレイでした
瀬音の湯エリアは観光客で混んでいましたが、温泉施設はそこまで混んでいませんでした。男湯は並ばずに洗い場に行けました。
瀬音の湯はおそらく源泉かけ流しではないですが、肌がツルツルになりますので温泉に入った感を得られます。
個人的に下山後はゆっくりのんびり湯につかりたかったのですが、やっぱり人は多いので、ややせわしなかった感じでした。でも東京近辺のネイチャースポット、秋川渓谷なのでしようがありません。
コロナ禍でちょっぴり緊張気味の温泉でしたが、今年に入って下山後の温泉は初でしたので、久々に気持ちの良い締めくくりとなりました。
海沢探勝路はややルートファインディングのスキルを要しますし、そこそこ体力が必要なルートです。おまけにマイナールートですので万が一遭難した際の登山者ヘルプは期待できません。
それだけに東京の近場で難所の訓練をする候補の一つになるのではないかと思います。そんなルートに思えました。
興味がある方は十分なご準備を!
なお、前回のこのルートでの遭難もどきの記事を張り付けておきますのでご参考まで。blogger004.hatenablog.com