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山に登って見たこと聞いたこと感じたことなどを中心に。

【南アルプス】鳳凰三山のうち二山 地蔵岳と観音岳 2020年8月末

2020年8月最後の週末は引き続き猛暑日が続き、涼を求め南アルプスに行きました。

コロナ禍でマイカー規制もされず(つまりバス運行なく)、小屋の閉鎖が多く、日帰りで登れる山の一つが鳳凰三山の一角、地蔵岳でした。

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南アルプスのコロナ禍対応

青木鉱泉と御座石鉱泉、どちらに行くか迷いましたが、以前も行ったことのある(駐車場無料の)御座石鉱泉にすることにしました。

5:30ごろの駐車場は1/4ほどの占有率でした。

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 ちなみに、この駐車場に至るまでの道のりは、一部数kmの砂利道があり、自分の車は車高が比較的低いため、何回か底を擦ってしまいました。

それはともかく、さっさと車中で朝めしを済ませて登山開始です。

 ◆コースタイム◆

御座石鉱泉 5:40

| 130分

燕頭山 7:50

| 80分

鳳凰小屋 9:10-9:20

| 40分

賽の河原 10:00-10:10

| 60分

観音岳 11:10-11:20

| 40分

鳳凰小屋 12:00

| 60分

燕頭山 13:00

| 90分

御座石鉱泉 14:30

 計 8時間50分

 

登山口から間もなくして急登になります。20分ほど歩くと塀が見えました。この塀の上の高さまで登るのがきつかったです。

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登りはじめて 30分余りで西ノ平という分岐に着きました。

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ピンぼけの西ノ平

ここを過ぎると再び急登になります。久々に人間跳び箱のように膝に手をついて息を整えました。日帰りの軽装備なのに。。

燕頭山(つばくろやま)には7:50到着。アクセサリーの温度計を見ると20℃なので適温なのに、急登続きで汗が噴き出しました。Tシャツだけでは受け止められずパンツ(ズボン)まで汗が染みて、まるでお漏らししたみたいに腰回りが濡れていました。

御座石鉱泉(1080m)から燕頭山(2105m)まで、標高1000m以上を2時間ちょっとで登りましたので、結構足にきました。

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燕頭山

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燕頭山から鳳凰小屋まではややなだらかな登山道ですが長丁場です。燕頭山登りで疲労した足にはあまりラクではありませんでした。

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カイコマでしょうか

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これを見て元気が出ました 写真の奥にはオベリスクが見えます

そして鳳凰小屋に到着 9:10

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小屋前のテーブルでザックを降ろすと、小屋スタッフから「水場はあそこ、手はあそこで洗ってマスクを着用してください」と言われました。

水は豊富に注がれていました。ペットボトルに水を入れ、がぶ飲みします。

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手を洗います。手洗い用の石鹸もありましたので使用しました。そしてマスクを着けて小休憩しました。

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さて、ここから心を引き締めなければなりません。

地蔵岳(実際は賽の河原)に行くにはアキレス腱が切れるほどの急登を登ります。そのためにストックを持参しました。

地蔵岳の登りは砂礫の坂道で足がとられますが、先日購入した登山靴を履いてきたのでグリップが効き、なんとかストック無しで登り終えることができました。でもストックを使った方が登りやすいと思います。

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賽の河原 北岳方面は見えませんでした

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10:00 オベリスクを見ながら空腹を満たします

足と時間にまだ余裕がありましたので観音岳に行きます。白砂とハイマツ・カラマツ帯の道を歩きます。

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北岳方面

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アサヨ峰かと

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やや終わり気味ですが荒涼の道では癒されます

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観音岳への道のり

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花名はわかりませんが、ショッキングピンクが目を引きます

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鳳凰山を歩いているなって感じの砂道です

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鳳凰小屋の分岐

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かなり辛くて萎えましたが、ようやく…

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このようなガスもまた夏山の風物です

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右のちょこんはオベリスク

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微冷風で心地よいです。下界は36℃以上の酷暑ですが…

現在の時間は11:20、三山目の薬師岳方面はガス、膝がやや怪しい、中央道の渋滞…これらを考慮し、ここで下山することにしました。

先ほどの砂地の分岐まで降り、ここから鳳凰小屋方面に下ります。

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ここで鳳凰小屋方面に下ります

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わかりにくいかもですが、急勾配をずっと下っていきます

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このハシゴを降りれば…

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鳳凰小屋です

鳳凰小屋で再びザックと腰を下ろします。
鳳凰三山はトレランナーが多かったです。膝が悲鳴をあげ始めており、下山に不安がよぎります。小屋からまだ1000m以上下ります。時計で標高を確認する頻度が増します。

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下界は晴れているようです

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燕頭山

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1000m以上の急降下は結構きつく、御座石鉱泉の建物が見えたときには歓喜の声が出そうでした

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無事に下山できました

14:30 温泉に入りたいところですが、渋滞回避を最優先し、上下の着替えだけ済ませて車を走らせます。しかしはやり遅かったようで、小仏トンネルあたりで渋滞にはまりました。下山後の渋滞は眠気との戦いでした。

この山行を総括すると、標高差1800mの日帰り登山は、普段でもキツイのに最近1日100歩も歩かない在宅勤務者には大変辛かったです。

でも、辛い登りでも天気が良ければよい景色を拝めます。今回は眺望はいまいちでしたが、以前同コースを登った際の眺望を提供して終わりにしたいと思います。

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カイコマ

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観音岳

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