Blogger004’s blog

山に登って見たこと聞いたこと感じたことなどを中心に。

【7月 大自然の大雪山】銀泉台からのトムラウシ山 3泊4日ピストン 復路

3泊目 7/4(火)

朝4時半 すでに辺りは明るいですがガスっています。
なのでトムラウシ山頂には登りませんでした。

昨日忠別岳避難小屋からパーティを組んだ青年は十勝岳方面に縦走するということで南沼キャンプ指定地で別れ、こちらは白雲岳避難小屋に戻ることにします。

北沼 ガスっていますが濃くはありません

ロックガーデンを下るところでガスが晴れてきました

花名を調べきれませんでした

えっと、今からソコ通りたいんですけど…

クマは木道から茂みに入り視界から見えなくなりました。しばらく様子を見てホイッスルを吹きながらゆっくりと近づき、そしてスタコラと通り抜けました。

ヒサゴ沼分岐から再びヒグマ(の親子)を見ました
雪渓トラバースで滑落しそうになる子グマを心配そうに振り返ったりして、見守りながら歩いていく親グマ。やっぱり親だなぁ

2本目のヒサゴ沼分岐 化雲岳山頂の化雲岩が見えてきました

化雲岳山頂から見るトムラウシ

ビンズイ 残念ながらレア野鳥ではなく、四国以北の山地で見られるセキレイの仲間

ホソバウルップソウの群生

当たり前ですが、普通にクマが生活しているんですねー 自然豊かな大雪山です。と、後からなら何とでも言えますが、この足跡を見たときは再びビビりまくっていました

忠別岳が見えてきました

ギンザンマシコのオス

本日のメインディッシュである忠別岳 日差しが強いこともあり休み休み登りました。時おり吹く風さまが適度に身体を冷やしてくれて非常にありがたかったです

9:50 山頂 かなり体力を消耗しました。カロリー補給にカロリーメイトを食べると唾液をすべて持っていかれ、飲み込むのに難渋しました

化雲岳・小化雲岳(ポンカウンダケ)方面

旭岳方面は雲の中

高根ヶ原の崖 崖を見たら絶対カメラを構えてしまうことでしょう

トムラウシ方面 北の大地は下界も山も気持ちいいものです

やっと白雲岳避難小屋が見えてきました 最後の力を振り絞って登ります

13:10 白雲岳避難小屋着
昨日、白雲岳にパンダ似の頭部が白いヒグマが目撃されたそうで、テン泊者は小屋への強制避難命令が出されたそうです

パンダクマは白雲岳を離れ、避難命令は解除され、テントを張るテン泊者

16時ごろ 小屋のベンチからトムラウシ方面を眺め、感慨にふけります

4日目 7/5(水)

4時過ぎ、小屋を出発し白雲岳に向かいます
朝から月のトムラウシが絶景です

5時 白雲岳登頂 快晴のゼブラ

これを見に登りにくる気持ちがよくわかります

白雲平

十勝連峰 うっすら尖ったオプタテシケ山も見えました

下界は曇り

白雲岳を降ります 名残惜しいですがそろそろ大雪山とお別れです

赤岳を過ぎ、急坂の雪渓を下ります
なんとかツボ足で下れました

6:30 コマクサ平を過ぎたあたりで振り返えると雲が出ていました
早めにゼブラ雪渓を見ておいてよかったです

7:20 なんとか無事に下山しました ふぅ
靴の汚れを落としてから下山届に入力しました

2023年7月初めの大雪山は、まだ避難小屋が満室になるほど登山者はおらず、縦走中にすれ違う人は10人もおらず快適な登山ができました。

日本一広い山と言われる大雪山でクマと遭遇することの確率もさることながら、クマ鈴をつけていればクマから逃げていくというクマ鈴神話は大雪山では通用せず、クマを見つけたときは脳内でドラクエⅢの戦闘曲(古い…)が流れるほどの遭遇感かつ緊張感を抱き、一方クマはそんな人間なぞ意に介さずのっしのっしとマイペースに歩いていました。

ということで、高山植物天国を歩き、エゾユキウサギやヒグマ、写真は撮れませんでしたがキタキツネもシマリスも見ましたし、ゼブラ・トムラウシをはじめ大雪山の壮大な大自然を濃厚に体験し、とても充実した山行となりました。

天気予報と異なる天気に翻弄されたりもしましたが、大雨に降られることもなく強風・雷にも見舞われず、やっぱり行ってよかった7月の北海道!
そんな感想を残して終えたいと思います。

往路のログにつきましてはこちらを参照ください。

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【7月 花の大雪山】銀泉台からのトムラウシ山 3泊4日ピストン 往路

1泊目 7/2(日)

朝5時の銀泉台駐車場は8割がた埋まっていました。
日曜ですし、土日1泊登山者もいるでしょうからこんなものでしょう。

銀泉台駐車場

ガスっている中登山届を記入し登山開始です。
因みにここの登山届は下山日時も入力できる様式となっており、ここから登りここに下山する登山者は下山日時を記入するようです。

前方の小屋が登山届を入力する場所

ヒグマの注意喚起看板 そして登山3日目にヒグマと遭遇しました

出典:ヤマプラ
銀泉台は百名山である旭岳の東側(右)にあります 50台ほど駐車可能です

銀泉台は層雲峡ビジターセンターから車で35分、層雲峡オートキャンプ場から45分という場所にあります。自分は層雲峡オートキャンプ場に前泊しました。
銀泉台に向かう途中、未舗装路がありますが悪路という感じではありませんでした。

登山開始から1時間ほどでコマクサが群生するポイントに到着

コマクサ

写真はありませんが、いくつか雪渓を登りました。
軽アイゼンは装着せず、ツボ足で登れました。

久々に25kgのザックを背負い、よろけてコケてケガしました

7:50 登山開始から2時間余りで赤岳に到着しました

標高2000mの風景

八分咲き?のウルップソウ 正式にはホソバウルップソウと言います

イワウメ

 

旭岳方面 壮大です

トムラウシ方面

「ゼブラ」を見に白雲岳に登る登山者は多いです

ゼブラ模様の雪渓 通称「ゼブラ」

王冠のトムラウシ山もかろうじて見えました

白雲岳を下ってしばらくすると白雲岳避難小屋が見えました

2020年に改装された白雲岳避難小屋を過ぎて高根ヶ原へ

ナナカマドの若葉 さぞ紅葉が美しいことでしょう

大雪山の広大な大地 急峻な登り下りがなく平地歩きで疲れないかと思うとそうでもありません

シマノキンバイソウ?

チングルマ

チングルマアップ

メアカンキンバイ 2023年NHK朝ドラ「らんまん」のモデルである牧野富太郎命名したそうです

薄色のコエゾツガザクラ エゾノツガザクラアオノツガザクラの交配種か

キバナシオガマ 大雪山固有種

登山道に普通に高山植物が生えています

イワヒゲ

高山植物の女王と言われるコマクサも至る所で確認でき、もはや雑草です

メスのギンザンマシコ

コヒオドシ 残念ながらレア蝶ではないようです

高山植物や蝶などの写真を撮りながら歩いているうちに忠別岳が見えてきました
登頂するのがラクそうな山にみえますが、なぜか登頂するのがんどい山でした

忠別沼を経て登りに差しかかります

地味な登りですが、ぜーぜー言いながらようやく山頂が見えてきました

振り返り旭岳方面

13:40 登頂しますが眺望は良くありませんので一呼吸おいてから先に進みます

本日のお宿 忠別岳避難小屋が見えてきました

午後になって雲が多くなってきました

登山開始から9時間40分後、雪渓を下り忠別岳避難小屋に着きました 14:40

薄むらさきのエゾコザクラがありました

こちらは通常のエゾコザクラ

小ぶりなゴゼンタチバナ 小屋付近もお花畑です

初日の山行お疲れ様でした

2泊目 7/3(月)

5:00 外は霧雨です。
当初の予定ではこの日はトムラウシまで行ってからヒサゴ沼避難小屋に戻ることにしていましたが、天気が読めませんので、とりあえずヒサゴ沼まで行ってからトムラウシ(南沼キャンプ指定地)に行くかどうか判断することにしました。

地図のコースタイムでは忠別岳避難小屋から南沼キャンプ指定地まで5時間半あまり。レイン装備をして7時ごろ小屋を出発しました。

山行方向が同じということで小屋で知り合った青年と行動を共にすることにしました

お花畑がすばらしいです これだけでも7月の大雪山に来た甲斐がありました

出し惜しみなしです ウルップソウのレア感ゼロです

エゾコザクラも群生していました

雨なりの楽しみ方はあります

 

キバナシャクナゲ

化雲岳付近も見ごたえがあります

9時 化雲岳山頂 雨は止み、心なしかガスも薄れているような気がします

神遊びの庭と呼ばれる場所

振り返ると、化雲岳山頂の大岩「化雲岩」が見えます

喉の色が特徴的なノゴマ

2つ目のヒサゴ沼分岐を過ぎると、ヒサゴ沼避難小屋が見えました
天気は回復しつつありそうなので、南沼キャンプ指定地まで行くことにしました

「日本庭園」と呼ばれるエリア

先ほどのお花畑とは打って変わって巨岩エリア

カッコウを見るのは初めてです

ロックガーデン やや晴れてきました

北沼まできました 雪解け氷河のよう

エゾユキウサギ

12時半ごろに南沼キャンプ指定地につきました。
ガスは晴れつつありますので、テントを張ってから山頂を目指します。

3度目のトムラウシ 雲は多めですがガスってなくてよかったです

写真やや左側奥のピラミダルな山がおそらく十勝岳

あまり眺望が効きませんが旭岳方面

大雪の奥座敷トムラウシ山 火口

風もさわやかで寒くもなかったため、たっぷり2時間山頂を堪能してから下山しました

テン泊者はそれほど多くありませんでした

南沼キャンプ指定地の水場は雪解け水のおかげで豊富でした。
7月は日が長く19時ごろまで明るいので、煮沸消毒して飲料水を1リットルほど確保しつつ、同行した青年と山談義しながらのんびり夕食を摂り、やがて日が暮れていました。

3度目にしてトムラウシのリベンジが果たせてよかったです。

【北海道 百名山】銀泉台~トムラウシ山ピストン_プロローグ

「晴れた日に登頂しないと登ったことにならないんですか?」

同僚達とランチしていたときの一コマ
2023年連続休暇の話になり、梅雨がなく北海道登山適期の7月にトムラウシに行くこと、過去に2回トムラウシに行くも、いずれも天気不良の憂き目にあい、3度目の正直で今回トライする、なんてことを言いました。

すると、登山に全く興味のない同僚が言いました。
「晴れた日に登頂しないと登ったことにならないんですか?」と。

いやいやいやいやいや

1回目は十勝岳温泉からトムラウシ温泉縦走(2013年)
2回目は旭岳登山口からトムラウシ温泉縦走(2019年)
2回行ってますが何か?と猛反論しようと思いましたが、ふと思いました。

ではなぜ今回トムラウシを目指すのか、他に北海道で未踏の山があるにも関わらず。

あぁ、そうか、トムラウシという名山の山頂からの大展望を見ないと自分の中で登ったことにならないのか、とそのとき思いました(まあ、一言でいうと「リベンジ登山」になりますが…)。

ちなみに、そのランチで同僚は「北海道に行って観光しないのー?意味フメー、ワタシムリ―」などとディスられました。

ということで、今度こそ「登頂」しに3度目のトムラウシに登ってきました。
詳しいレポートは後日させていただきます。

【日光 日本二百名山】霧降高原~女峰山(+帝釈山)ピストン 2023年6月17日

梅雨の晴れ間。
日差し強くも風さわやかで、雲なく視界良好、終始暑くなく寒くなく、半袖のままで適温でしたが、コバエなどの虫が多く肌の露出は抑えた方がよさそう、そんな登山でした。

さて、午前7時前に霧降高原駐車場に着きましたが、レストハウス前の駐車場(P1、P2)は満車でした。
なので大きい駐車場(P3)に車を停めました。
霧降高原キスゲ平園地のHPでは「登山客等の長時間利用者はP3駐車場をお使い下さい。」とありました。
危うく観光客の邪魔をするところでした。

7:00 P3駐車場

淡々と1445段の階段を登っていきます 高低差は240mだそうです

振り返ります

食害防止のためのゲート

ゲートを越えてすぐ小丸山

日差しをさえぎる木々なし

日本固有種であるベニサラサドウダン

日影を求め樹林帯に入ります

コメツガの新芽が楽しめました

8:10 赤薙山(2010m) 景観はよくありません

イワカガミ(白)

イワカガミ(ピンク)

8:50 標識以外には何もなさそうです

原生林の様相

奥社跡から先はシャクナゲのエリアでした

おそらく女峰山 まだまだ距離があります

奥社跡 ⇔ 一里ヶ曽根間は平坦な道が多かったです

ダケカンバがうねっています 厳しい環境なのでしょう

9:20 一里ヶ曽根 展望はよいです

結構急なガレ場を下ります

ようやく女峰山山頂が見えてきました

ロープ場 結構険しい女峰山

女峰山への最後の上り

山頂手前の女峰神社

10:20登頂 360度景観良好!

左から男体山大真名子山、小真名子山 右奥は日光白根山

雪山は越後の山々でしょうか

ズームして双耳峰の燧ヶ岳

せっかくなので帝釈山にも足を運びますが、急なガレ場なので慎重に下ります

尾根がけっこうヤセています

女山からの女峰山

コケモモ

ミネザクラが咲いていました

10:50 山頂には数名の登山者がいました

奥から男体山百名山)、大真名子山、小真名子山

左奥が百名山日光白根山、右手前が三百名山の太郎山

ひらひら舞う蝶を見ながら食事を摂ります

帝釈山からみる女峰山
これを見るために帝釈山まで足を延ばしました

女峰山に戻ります かなり急降下します

女峰山へのつらい急登

下山方面 そこそこ登り返しがあるので要注意です

キアゲハ

立派な尾根です

水場 水は冷たいに限ります

赤薙山を過ぎ、笹の道まで下りてきました

シロヤシオツツジ

小丸山および食害防止のゲートが見えてきました

膝が…

二分咲きでした

そして14:20、無事下山できました。

計7時間20分の登山でしたが、ロープ場・クサリ場あり、ガレ場あり、やせ尾根ありとなかなか手ごたえのある登山でした。

日光ファミリー最後の山が女峰山でした。
ちなみに男体山は志津乗越ピストン
太郎山は山王峠ピストン
大真名子山・小真名子山は志津乗越-富士見峠-馬立の周回
これにて日光ファミリーはコンプリートですが、男体山には二荒山神社から、女峰山も日光東照宮から登ってみたいです。

今回のコースタイム
7:00 霧降高原駐車場
↓(70分)
8:10 赤薙山
↓(70分)
9:20 一里ヶ曽根
↓(60分)
10:20 女峰山
↓(30分)
10:50~11:00 帝釈山
↓(30分)
11:30 女峰山
↓(110分)
13:20 赤薙山
↓(60分)
14:20 霧降高原駐車場

計7時間20分

【福島 百名山】白いダケカンバの磐梯山 猪苗代登山口ピストン 2023年GW

5月1日 5時

猪苗代登山口のある猪苗代スキー場の駐車場に着きました。
駐車場にはRVパークに2台、その他1台の車が停まっていました。
気温はおそらく10℃を下回っていて寒さを感じます。

駐車場から歩いてすぐそばがゲレンデになります

ゲレンデを登っていきます

なだらかな林間コース

アジサイのような花のオオカメノキ
新緑を楽しみます

振り返って猪苗代湖

ゲレンデを登り切り、

矢印の方向に曲がると、

本格的な登山道になります
写真右側にある機械は登山者カウンターでした

本格的な登山道を10分弱歩くと一つ目のスポットに至ります

「天の庭」から20分ほど歩き赤埴山(あかはにやま)への分岐

赤い地面をてくてく歩きます

猪苗代湖が良い眺めです

磐梯山

赤埴山(1,430m)は展望良しでした

磐梯山(左)と櫛ヶ峰(右)

赤埴山から20分ほど歩き鏡ヶ池

ダケカンバ帯

シラカバのような白い幹に目を奪われました

よく見るダケカンバはこんな色かと

ダケカンバフェチなので、白幹ダケカンバを眺めながら歩くのは気分が良かったです

渋谷登山口の分岐を過ぎ稜線にでる上り

振り返ります

ゆるくなった雪渓に足を取られないよう慎重に進みます

7:30 標準コースタイムでは山頂まであと50分

火山らしい雰囲気になってきました

檜原湖が見えました

7:50 分岐から20分で岡部小屋と弘法清水小屋に到着

最後の登り すれ違った登山者はノーアイゼンだったとのことで、こちらもアイゼンを履かず登ることにしましたが、履いている人もいました

8:15 小屋から25分で磐梯山(1,816m)登頂
山頂には数名の登山者がいました

天気よく360度眺望よし 南側の猪苗代湖

東側 櫛ヶ峰

北側 檜原湖方面

西側 会津若松方面

山頂で20分ほど滞在してから下山を開始します

登りは気になりませんでしたが、下りはかなり慎重になります

9:00 小屋が営業していました

すみません、今回は何も買いませんでした

西吾妻山 この3日後に登りました

櫛ヶ峰がかっこいい

ゲレンデまで下りてきました

10:50 無事に下山しました

猪苗代登山口から会津若松方面に行く途中にある「つぼの華」というラーメン屋でピリ辛しょうゆの太陽麺をいただきました

腹ごしらえをしたところで、会津市内の銭湯で汗を流し、スーパーで食材を購入し、猪苗代湖畔の無料キャンプ場に行きました。
湖をぼーっと眺めながらビールを流し込み、登山の疲れを癒したのでした。

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ということで、今回のコースタイムは以下の通りです。

5:20 猪苗代登山口
↓(1時間)
6:20 天の庭
↓(20分)
6:40-6:50 赤埴山(あかはにやま)
↓(1時間)
7:50 岡部小屋・弘法清水小屋
↓(30分)
8:20-8:40 磐梯山
↓(20分)
9:00 岡部小屋・弘法清水小屋
↓(1時間10分)
10:10 天の庭
↓(40分)
10:50 猪苗代登山口

計 5時間30分(ヤマレコ標準コースタイム 6時間30分)

◆参考:3日後の西吾妻山山行記録

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【福島 百名山】西吾妻山登山 デコ平口ピストン 2023年GW

5月4日

グランデコ第2駐車場には1台のクルマが停まっていました。
自分もここから登山を開始する予定でしたが、登山地図でのデコ平口の存在を思い出し、ひとまず行ってみようと思い至りクルマを先に進めます。

砂利道を進みます

デコボコしており、普通車の場合は底を擦りそうです

駐車場の手前 このような雪を乗り越えて駐車場に入ります

デコ平口の駐車場

 

6:00 登山開始

天気が良く気持ちの良い朝でした

ミズバショウが群生していました

グランデコスノーリゾート施設が見えてきました

フキノトウも群生していました

裏磐梯が良い眺めです

ゲレンデを道なりに歩き、ここから樹林帯に入ります

数人のトレースがありましたが、見失うこともしばしば
軽アイゼンを装着して登っていきます

キホン腐っています 踏み抜き注意

ルートファインディングが困難なところも多々あり、その場合は今までの登山経験を総動員して登山道っぽいところを見定めて(つまり勘を頼りに適当に)登っていくと、先ほどの樹林帯入口から1時間ほどで視界が開けました

振り返ります 磐梯山の手前が小野川湖、左奥が猪苗代湖

途中、雪のない箇所がありましたので軽アイゼンを外し、直後に再び雪が現れ、やれやれと独り言を言いながら軽アイゼンを装着しました

西大巓(にしだいてん)が見えてきました。雪がシャーベット状で軽アイゼンの歯が刺さらないこともあり、最後の直登がきつかったです

8:10 西大巓着 誰もいません

眺望は良好です 西吾妻山方面

飯豊山

西大巓から西吾妻山方面に向かうトレースが見当たりませんでしたが、登ってきた道をよく見返すと、西吾妻山方面のトレースがありました

同じ写真のガイド付き

滑り落ちないように慎重にトラバースしていきます

西吾妻小屋への登り

小屋着 そのまま山頂を目指します

9:00 西吾妻山(2035m)に到着

山頂からの眺望はありませんので写真だけ撮って吾妻神社に行きます

北側に進むと眺望が良くなります

祠らしきものが見えました

振り返り西吾妻山

吾妻神社と飯豊山

小屋に戻ってきました

西吾妻小屋

下山開始
磐梯山(左)と西大巓(右)

西大巓への最後の登り

雪で足を取られたらそのまま滑り落ちそうな雰囲気が伝わりますでしょうか

振り返り西吾妻山方面
この後樹林帯を迷いながら下っていきました

迷って泣きそうになったところでリフト終点が見えました
でもまっすぐリフトに行こうとしても道はないので、いったんリフトに背を向け、逆方向に行くとトレースがあり、そこから迂回するように進むとゲレンデに出られました

もう迷うことはありません 安心して下ります

グランデコスノーリゾート施設まで戻ってきました

デコ平湿原の木道

リュウキンカ ミズバショウと混生する花のようです

カラマツ帯

この時期のカラマツの葉が愛らしいです

12:10 デコ平口に戻ってきました

6時間10分の山行でしたが、6時間とは思えないほどがっつり感があり、かなり満足度の高い登山となりました(個人の感想です)。

しかし、すれ違った人が計6人ということで、こちらとしては静かな登山ができましたが、ゴールデンウィークの晴れの日の百名山にもかかわらず出会った人が6人ということは、あまり人気がないのでしょうか。

事前リサーチで樹林帯のルートファインディングが難しいという情報は得ておりやや不安でしたが、全くその情報通りでした。なんとか大迷いせずに済んでよかったです。

最後に今回のコースタイムは以下の通りでした。

6:00 デコ平口
  ↓(30分)
6:30 グランデコスノーリゾート施設
  ↓(1時間40分)
8:10-8:20 西大巓(にしだいてん)
  ↓(40分)
9:00 西吾妻山
  ↓(30分)
9:30-9:50 吾妻神社
  ↓(1時間50分)
11:40 グランデコスノーリゾート施設
  ↓(30分)
12:10 デコ平口

計 6時間10分(ヤマレコ標準コースタイムと同じ)

【山形県 出羽三山参拝】羽黒山+月山-湯殿山ピストン_2022年9月28日~29日

百名山ハンターたるもの、月山に登ったことはありますが、パッケージとして出羽三山に参拝したことがなかったので、今回は2日かけて巡礼することにしました。

出羽三山について簡単に紹介しますと、月山(1,984m)を主峰とし、北の羽黒山(414m)、西の湯殿山(1,500m)を総称して「出羽三山」と言います。
三山巡りは「生まれかわりの旅」といわれ、羽黒山は「現世」の、月山は「前世」の、湯殿山は「来世」の、それぞれの幸福を願う旅となります。
巡礼の順番としては、まず現世の羽黒山に行ってから月山→湯殿山になるそうなので、その順番通り参拝してきました。

DAY1 羽黒山
駐車場には16時ごろ到着しました。
日が暮れるまでに参拝して戻ってきたいので急いで出発します。

山頂まで60分かかるようです

参道入口 鳥居には中央に月山、左下に湯殿山、右下に羽黒山と表記されています

随神門(ずいしんもん)

パワースポットの雰囲気満載です

国宝 五重塔

ミシュラングリーンガイドジャポンで三ツ星評価の杉の参道

羽黒山の階段は2446段あります。なめていましたがかなりキツかったです

40分ほどで山頂に着きました

三神合祭殿(さんじんごうさいでん) 羽黒山、月山、湯殿山のそれぞれの神が祀られています。冬は雪により月山・湯殿山の参拝ができないため、羽黒山に参れば三神をお参りしたことになるそうです

湿った石段で足を滑らせないように慎重に下ります

なんとか日暮れ前に下山できました。この日は酒田市に泊まりました。写真は旅館に向かう途中に撮ったものです

DAY2 月山八合目~月山~湯殿山ピストン

朝6時に月山八合目駐車場に着きました 半袖では肌寒いです

弥陀ヶ原湿原は高山植物の宝庫です

出典 ヤマプラ / コースタイムではピストンで11時間46分です

ガスってなければ気持ちよさそうな木道です

ガスが晴れてきました

こんな感じの丸い踏み石が面白いですが、整備が大変だったと思われます

紅葉が楽しめました

弥陀ヶ原湿原方面

秋の散歩が気持ち良いです

通り過ぎた佛生池小屋を見返します

引きの写真

山頂が見えてきました

8:10 2時間足らずで月山神社に到着しお参りします

月山山頂は広々としています

湯殿山神社へ下っていきます

月山から20分ほど歩き牛首分岐 湯殿山神社まであと4.5km

天空の楽園を歩いているようで、パズーとシータがラピュタにたどり着いた時のBGMがずっと脳内で流れていました

姥ケ岳分岐 湯殿山神社は姥ヶ岳を右に巻きます

標高1,500mあたり 山頂から500mほど下ってきました

湯殿山が見えました 湯殿山には登らず(道がなくて登れず)、麓の神社に向かいます

9:30 装束場(1,345m)

月光坂 いくつかこんな鉄はしごを下ります 

足を滑らせないように慎重に沢沿いを下っていきます 

9:50 神社の入口っぽくない湯殿山神社(1,100m)に到着 900m下ってきました。また登り返すと思うだけでうんざりします

湯殿山神社は写真撮影禁止ですし、語るなかれ聞くなかれという厳粛な場所ですので、多くを語ることはしませんが、裸足で神社をお参りするというなかなか貴重な経験ができました。

さて、これから月山に戻らなければなりません。

10:20 湯殿山神社を出発 月山まで3時間半かかります

湯殿山神社の近くにある砂防ダムのコンクリートに座って腹ごしらえしてから出発しました

きつい登りになります

沢を登っていきますが、わさび?

天然わさびのようです

登山道に「月光坂」と名がついているだけはあります。急登です

急登をクリアして装束場に着きました

さらに登ってから振り返ります 日差しが強いですが心地よい冷風で汗が冷やされ疲れが和らぎます

一息入れます この時とある違和感を覚えました。何の違和感だろうと考えたところ、北アの岩苔乗越から黒部源流近辺の雰囲気と似てたもので「北ア(の雰囲気)なのに日帰りザックの軽装」であることの違和感でした

参考:北アルプス 岩苔乗越から黒部源流へ下る登山道 正面の山は三俣蓮華岳

もうすぐ姥ヶ岳分岐 左には立派な尾根が見えます(写真では「右」に尾根がありますが、振り向いて撮っているので尾根の位置は「左」になります)

姥ヶ岳分岐手前 やっと500mほど登ってきました

まだ登ります…

最後の登り 踏ん張ります

景色を見ながら小休憩

12:30 月山山頂に戻ってきました

月山山頂は神社に意識が行ってしまいますが、山頂から少し外れたところに標識があります

雲が多くなってきましたが、引き続き良い眺めです

矢印のあたりに八合目の建物が見えてきました

14:10 八合目着 8時間かかりました

出羽三山参拝はこれにてコンプリートです。
今回は月山8合目から月山まで500m登り、月山から湯殿山神社まで900m下り、月山まで900m登り返し、八合目まで500m下るという、前半が下り基調、後半が登り基調という変則的な登山でした。
後半が登り基調であることは精神的ダメージが大きくかなりきつかったですが、登山と神社参拝の両方を行うことができ、しかも北アルプスの雰囲気を堪能できましたので、なんか得した山行となりました。

今回の山旅を振り返りますと、

前々から思っていることですが、一般的に連日の日帰り登山は連泊縦走登山より辛いと感じます。
でもなぜか達成感は後者のほうが高いのですが。

ということで、2022年の山旅遠征はこれにて終了となります。
下記リンクはご参考まで。

blogger004.hatenablog.com

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