【東京 奥多摩】川苔山-蕎麦粒山 2018年10月
以前から気になっていた東京奥多摩の蕎麦粒山
奥多摩好きのハイカーでも蕎麦粒山に行ったことのある人はあまり多くはないのではないでしょうか
奥多摩駅の北側、川苔山のさらに北に位置しています
10/21 7:18AM奥多摩駅着
Tシャツ+Yシャツでは少し肌寒い朝です
ここからバスで川乗橋までいきますが、すでに50人ほどの行列ができていました
1台のバスに乗りきれるのか心配していましたが、川乗橋行きと東日原(ひがしにっぱら)行きのバスが配備され、乗客は分散されました
ナルホド手際が良いです
さて、本日のコースは下地図での反時計回りコースでした
川乗橋7:50~川苔山9:50~日向沢ノ峰(ひなたざわのうら)11:00~蕎麦粒山11:30~一杯水避難小屋12:30~東日原バス停13:40
計5時間50分
終点の川乗橋バス停では20人ほどが降りたでしょうか、20~40歳代の率が高いです
下車後、パンをかじったりコンタクトレンズを装着したりしている内にバス停には誰もいなくなりました
靴の紐を結びなおし慌てて出発します
本当は「鳥屋戸(とやど)尾根」から蕎麦粒山に行こうとも思っていましたが、どうやら入口を見過ごしてしまいました
戻って入口を探すのもアレなので川苔山を目指すことにします
30分ほどアスファルトを歩くと「細倉橋 ↓」に着きました
ここで右折すると本格的な登山道になります
川苔山への道はほとんどがトラバースの道です
天気良く、風なく、気持ちの良い山歩きです
8:50 百尋(ひゃくひろ)の滝に着きましたが、滝には行かず右折し階段を上ります
急登です
9:30 視界が開けました。しかし道標やテープなどのしるしがなく、踏み跡も枯れ葉で視認しにくく、ルートファインディングに苦労します
ある程度経験則(=勘)に従い歩きました
9:45 運よくあまり迷わずたどりつけました。十字路です。川苔山山頂まであと200mです
川苔山最後の上りです
9:50 川苔山到着。視界良好です(いつの間に石碑が?)
雲取山方面でしょうか
山頂には4名ほどの登山者がいました
腹ごしらえをしてから山頂を離れ、先ほどの十字路分岐に戻り、蕎麦粒山方面に行きます
紅葉も見られます
なかなか楽しい山道です
「木橋流出 渡渉を要す」と書いてあります
富士山も見えます
10:40 踊平
「通行注意 この先日向沢ノ峰の巻道は崩落あり 2018.7.1」と書いてあります
結構な急登です しんどかったです
登り切ってから振り返ると川苔山がよく見えました
目標の蕎麦粒山が見えました(右側の山)
11:00 日向沢ノ峰(ひなたざわのうら)
日向沢ノ峰からの富士山がきれいです
日向沢ノ峰を過ぎてすぐに分岐があり、ここから棒ノ折山に行けるようです
川苔山-日向沢ノ峰の稜線は左側(富士山方面)の視界がよく、前方も見渡せるので個人的に好きな山道でした。しかし、
日向沢ノ峰から先は倒木が目立ってきました。
今年の台風21号か24号の影響でしょうか。
ここら辺の土はイノシシによる土の掘り起こしがあったりして、土がやわらかかったです。木が根っこから倒れています
蕎麦粒山がすぐそこに見えました
写真ではわかりにくいですが、山頂直前の直登がかなりきつかったです
11:30 蕎麦粒山登頂
山頂はあまり開けていません
でも川苔山方面(南東)はよい眺めです
山頂には熟練のシニアの方1名だけでした。なぜ熟練であることがわかるかというと、服装や靴やザックが今っぽいスポーティでカラフルなものではなく、長年使い込まれて色あせて無骨な感じの雰囲気が漂っているのですぐに判ります。
ここで20分ほど休憩したのち、出発しました
結構倒木が多いです
蕎麦粒山-一杯水避難小屋の間は風景を楽しむことができませんので、淡々と歩きます
ある程度紅葉も楽しめました
散策気分です
マリモみたいです
12:30 一杯水避難小屋が見えました
東日原バス停への下山道では木々がなぎ倒されており、登山道を塞いでいました
ここ(ヨコスズ尾根)の下りはあまり急こう配ではないので、トレラン気分で小走りに下ってみたりしました。
急に人間が走ってきたのでびっくりして木に駆け登るリスを見ました(写真は撮れませんでしたが)
1時間ほど下っていると人工物が見えました。下りは黙々と下るので人工物を見たりクルマの走る音などを聞くと元気が出てきます。
ここまで来ればゴールはすぐそこです。
13:40 東日原バス停に到着しました
時刻表をみると、バスは15分前の13:25に行ったばかりで、次のバスは14:50で1時間10分後に来ます。どうしよう…
事前に調べておけばよかったと思いましたが、しかし本日はあまり情報に左右されずに登山を楽しもうと思って奥多摩に来たので、後悔はあまりしませんでした。
少し考えた結果、いくつか選択肢が出てきました
出した結論は「川乗橋バス停まで歩く」でした
登山し終えたのにまた歩くとなるとうんざり感がありましたが、気持ちを切り替えてザックを背負います
東日原バス停を出発してほどなく、トンネルに入ります。長いトンネルでした。
トンネルを出てからも、ひたすら歩きます。
道幅は片側1車線の部分と、1台分しか通れないぐらいの部分と、状況によって変わりますが、クルマにぶつかるのではないかと思うほど狭い箇所はなく、クルマもこちらを除けて走ってくれたのであまり危険はありませんでした。
そんな感じで1時間ほど歩き、14:40ごろ川乗橋に着きました。
そして無事15:02のバスに乗り、座ることもできました。
この日の山行での紅葉進捗は7割程度でした。10月下旬~11月初旬がピークではないではないかと思います
ともあれ天候に恵まれ、楽しい奥多摩山行でした